「アシュラムの規則は私にも適用されねばならない」

さてさて、３日間のネット断ちが終了して昨日復帰しようとしたら、ここら辺界隈の「ネット接続」が全面的に不能状態・・・聞くところによれば、

「水道工事やってて、間違って電話線メインケーブルを切断しちゃった」

そうである・・まあこの辺がインドらしい杜撰ざんす・・いや日本でもたまにそういうアクシデントはあるのだが、その後の対応が違うのですな、きっと時貫徹してでも「可及的速やかに」復旧工事をやることだろう。

そこらへんインドはのんびりしてるわけで、ようやく本日夕方になって復旧した・・というわけで「ネット断ち１日延長」となった次第（笑）


ええと、随分間が空いてしまった・・・サルの話を簡潔に説明すると、

要するに洗濯物は「所有物」で、それに対する「執着」のたとえざんす。
もちろん「昼寝」とは「在るがままの至福」のこと

生乾きでも無理やり部屋の中にスペースを作り出して溜め込み、「所有」することを手放さないでいるか、それとも「執着」を手放して運命に任せるか？

なんてところだ。

３というのが一番不適切行為なのだが、案外われわれはこれに類する行為をやっていることが多いのではないだろうか？・・・この態度をとり続ける限りいつまでたっても「不安」と戦い続けねばならないのだ。

まあまんまり真面目に取らないでもらいたい、この話は私が「暇にあかせてぼんやり考え付いた」だけざんすからね・・・実際問題として私も３をやってて、結局１になることが殆どざんす（爆）


ところで先日、ギリプラダクシナをやっていて大寺院の入り口の門番に「入場拒否」を食らう！！という事態が発生した・・・どうやら私の服装（短パン）が「ドレスコード」に抵触するらしい。

これまではその格好で「入場拒否」されたことなどなく、今回改めて「風紀がうるさくなってきた」のだなあ・・と実感する。

まあ先日の日記で書いたように、「ファンキーな外国人」が大挙してやってくるようになった・・・のと同時に、昨今のインドの経済成長の大発展の中で、「ヒンドゥ・ナショナリズム」も勃興してきている・・ということかもしれないざんすね。


・・・・ということもあって、アシュラムで１５年間通してきた「服装イメージ」を変更して、ホールに出るときは「インド服上下」にすることにした！！


私としては方針大転換ざんす・・・だが一方で今回リュックの中にそういう服装を用意してきたのは、どこかでそういう思いがあったからだと思うざんすね。


ここの訪問・滞在者というのは、どちらかといえば「年齢層が高い」わけだが、１５年前には私は「たぶん最も若い世代」だった・・・のだが、今やその「年齢層が高い」中の中間ぐらいの世代ざんすからね。


改めてちゃんとした？格好でホールに座っていると、「ドレスコード」すれすれの訪問者をみると「なんだか子供っぽい」と感じる様になってしまったのはおかしい。


まあ実際問題として、先日書いたように私個人自体は「Ｔシャツ＆短パン、首にタオル」で認知されているのではあるが、「他の外国人に対して示しが付かない」という問題が生じることもあるわけざんすね。

過去のいきさつからして、私はかなりの「特別待遇」をしてもらっているのだが、そこら辺を知るわけではない外国人には「あいつは良くて自分は何故駄目か？」ということになるわけざんす。


ラマナは自分が特別扱いされるのを好まなかったのは有名な話で、数々のエピソードがあるのだが、改めて一つ紹介すると・・・


ラマナが起居していたオールドホールは２４時間扉が開かれ、希望者はいつでもラマナに会うことが出来たのだが、晩年になってラマナの身体が衰えてえてきたとき、アシュラム首脳陣は「面会時間の制限」を設けることにした。


ただそれを正面からラマナに話しても彼が承諾するわけはないことは解り切っていたので、一計を案じて、

「午後１時から３時まではホールへの入場禁止」を、口伝で訪問者に伝達した。

かくして暫くはうまくいっていたのだが、新参の訪問者がそれと知らずにホールに入ろうとして、それを咎めたスタッフとひと悶着起きたが、彼も納得してやれやれひと段落・・・

ところが翌日昼食の後、ラマナはホールの入り口で座っている・・・不審に思った付き人が「どうしてホールの中で休まれないのですか？」とたずねたところ・・・ラマナ答えて曰く、

「どうやら午後１時から３時までは誰もホールに入ってはならない規則が出来たようだ」


その後ラマナを説得するのに随分苦労したそうである。


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ラマナは常々「アシュラムの規則は私にも適用されねばならない」と言われていたそうである。


それだけに今回の「ドレスコード」設定・・・もしラマナが在世してたら大問題になっただろうねえ（爆）