奥底

少し前に書いた、数年前の手相占いの話。
２５歳ぐらいと２９歳ぐらいでいい人と巡り合えて、２５歳で出会う人とはお互いに何かを学んで別れることになるかも知れなくて２９歳で出会う人とうまくいくとの結果でした。
お互いに次に進むための出会いだから、素敵な出会いになるとそう言われた。

それを聞いて強く思ったのは、「お互い次がいい形になるとしても、これ以上誰かを傷つけたくないからあとの出会いだけでいい。」という気持ちでした。


精神的に崩壊してたところから復活してばかりのころ。
さみしい気持ちから救われたくて、何かヒントになればと占いをした自分。
そのはずが、そんなことを強く思うなんて。

なんとも自分らしいなと苦笑いと言うか、半べそだった自分でした。
なんでこんな自分なんだろうと、悔しいやらそれでもうれしいやら。
何とも複雑で苦しかったのを覚えている。

救われたいとか幸せになりたいとか、それ以上に心の底の深くに生まれたその思い。
本当は今だって救われたい気持ちを持ってはいるけれど、どんなに願っても根っこでは自分はそう思っていて。


願いや思いは人生を変えることができると思う。でも、自分の奥底の本音には嘘はつけないですね。
本当にその歳に出会うはずだったのなら、その思いの強さが変えたのかもしれないですね。

まぁ、本当のところはだれにもわからないけれど。

もしそうなら、出会うはずだった人は出会って学ぶべきことを学べたんだろうか。
自分も出会えずに学ぶことができるんだろうか。


自分とつながり出会った人すべての人が幸せでありますように。
いつもそう思うけど、出会わなかったその人もそうでありますように。