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JR北海道の昼行特急のうち、「スーパー宗谷」、「北斗・スーパー北斗」、「スーパーおおぞら」、「オホーツク」、「スーパーとかち」には車内販売のサービスがある。
弁当やパン、菓子類、飲み物、新聞・雑誌などを売りに来るワゴンサービスとは別に、手かごを下げてデザート類も売りに来る。
デザートの販売ではアイスクリームも売りに来るが、定番のバニラアイスと月替わりのアイスを売りに来る。
稚内から釧路へ帰るため、先週日曜日6日は稚内7:10発の特急「スーパー宗谷2号」に滝川まで乗った。
稚内は遠く、と言うか、宗谷線の名寄以北は鉄道高速化工事が行われておらず、稚内から名寄まではせっかくのチルト機能付きの261系も本領を発揮できず時間が掛かる。
もっと時間が掛かる普通列車の旅ではのんびり行く覚悟もできているし、空いていて快適であまり退屈しないのだが、込んでいる特急だと座席を回転させて靴を脱ぐこともできず、じっと座っているだけなので結構退屈だ。
そんな状態で稚内から滝川まで4時間も掛かるから間がもたない。
JR北海道の特急には車内誌が置いてあり、暇で退屈だから読んでみると、車内販売で扱っている商品を紹介する「客室乗務員のおすすめ」のコーナーに取り上げられていたのが、今月の月替わりアイス「さくらアイスクリーム」だった。
「一つ一つ手作りで、ほんのりとした桜色のアイスクリームに丁寧に刻んだ若葉を散りばめました。さくら特有の優しい甘さをお楽しみいただける3月限定のアイスクリームです」などと書いてある(写真1)。
月替わりアイスは当たり外れがあって、毎回食べるわけではないが、今回は退屈しちゃっているし、「さくら」がどんな味がするのか想像もつかないな、などと考えていたところでちょうど売りに来た。
衝動的に買ってしまった。
今月の「さくらアイス」は札幌のメーカー「ミッシュハウス」製で、無脂乳固形分11%、乳脂肪分8%以上の正真正銘の「アイスクリーム」だ(写真2)。
月によってはロッテ製の「アイスミルク」の月もあるから、これまでおいしかったと感じた「いちご」や「かぼちゃ」、「ひまわりの種」などを月替わりの車内販売で提供していたミッシュハウス製の月だっただけでも「当たり」の予感がする。
早速食べてみる。
ほんのりピンク色をしているが、これはおそらく着色料で桜をイメージできるように色づけしたものだろう、そして、本当に刻んだ葉っぱが入っている(写真3)。
どんな味がするのかと思ったら、桜餅の皮みたいな味に、桜の葉の苦味が加わり、葉っぱの歯ざわりも心地よく、これはなかなかの逸品だな。
ここで「これはmixiの日記ネタにしてもいいな」と思い、慌てて携帯のカメラで写真を撮る。
だから、2口食べちゃった後の写真になってしまった。
月替わりアイスは320円もするからコンビニで売っていても買わないと思う。
しかし、特急で退屈してきた頃に売りに来るタイミングのよさと、月替わりで次回は別の味に替わってしまうから「今食べなきゃ食べられないかも」という脅迫観念にも駆られてついつい買ってしまうことが多い。
今月は「当たり」でよかった。
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