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2011年01月18日17:21

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飯豊山 (中編)

そもそも登山に下見が必要という概念が嫌いだった。

「小学生の遠足じゃあるめぇし ・ ・ ・ 」 って、いつも思ってたな。

何事にも動じず臨機応変に行動する、それをぶっつけ本番でやるのが青春てもんだ。

オレはこんな経緯で単独行専門に転向した訳さ。

話を戻すが、下見した朝日連峰と飯豊連峰はとても素晴らしかった。

部員から搾取した費用で実にいい山旅をさせてもらった。

帰りは新幹線を使わせてもらったしな。

(そういや、下山口には 「野豚」 が一匹いたな)

だけどAがいないんじゃ、本番はどっちか一つに絞らなけりゃならなかった。

今だから言うけど、朝日だったらニコニココースだったよ。

大朝日岳からの御来光は忘れ得ぬ想い出になってるね。

「なんで飯豊にしちゃったんだろう?」

そんな自問自答をいまだに繰り返していたりもする訳で ・ ・ ・ 。

本番ではいろんな意味で恐ろしい目に遭うことになる。

あれほどスパイスに富んだ山旅は、そう易々と経験できないぞ。

後編に続く。
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