mixiユーザー(id:5753041)

2011年01月15日17:52

7 view

飯豊山 (前編)

このタイトルが正しく読めるなら、かなりの山好きであるらしい。

「日本百名山」 の深田久弥はその選考にあたり、山名の響きに重きを置いていた。

「いいで」 = 「飯が豊かに盛られたような山」 = 「かつて麓で大飢饉があった」

登山という文化は実に奥が深い。

先週、古い一枚の地図を開いてみた。

鉛筆でコースタイムがびっちり刻まれている。

97年夏、オレは飯豊連峰に二度挑んでいる。

一回目は下見で、同期のAと二人で踏破に成功している。

実はこの直前、我々は北に位置する朝日連峰も攻略している。

しかし難路であったため、Aは膝を痛めてしまった。

今思えば、この時点で本番の山域を変えるべきだった。

東北地方の山々は、我々ハイキング同好会にとってレベルが高すぎた。

メジャーな日本アルプスの縦走にとどめておくべきだったんだろう。

どうやらオレにはリーダーとしての資質、特に決断力が欠けているらしい。

そのことを悟れただけでも上出来といったところか。

苦い思い出、中編に続く。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する