さて、11月であります。うちの職場界隈のビル
には、すでにクリスマス
向けのイルミネーション
が準備済み。まだ”年末”というには遠いですが、私自身は、シフト制の仕事なので、夏休み+正月休みといった感じで、昨日から”秋休み
”に入っております。
そんなわけで、お休み”前夜祭”のおととい(5日)は、4回続けての志津Sound Stream(サンスト)での箱ライブ参戦
でありました。先月からのサンスト10周年イベントが、そろそろ半ば。この夜は、サンストと同じく11月がアニバーサリーにあたる演者さんが多くいらっしゃいました。
メンバーは、出演順に、森本真伊子さん、ゆかさん、たけもとまりこさんの3組。最初の森本さんは、当日記でもお馴染みですが、静かなる激しさを表現するゆかさん、ゴージャスな演奏と持ち時間全体がひとつの物語になるたけもとさん、と、やはりイベント期間ならではの組み合わせです
。
トップバッターは森本真伊子さん。今回は、半分以上が、ピアノとアルペジオーネのサポートをつけた、ハンドマイク
でのパフォーマンスです。原点からたどるように、絢香さんの三日月のテーマで始まり、「花びら」につなぎます。普段の弾き語りスタイルでも、感情を全面に押し出す
表現をされますが、ハンドマイクスタイルでは、その印象がより強まります
。
今月がアーティストとしてちょうど2年のアニバーサリーという森本さん。ここで唄って、集って、成長していったと語ります。決して流暢にではないけれど、それだけに、説得力があります。「好きよ」から「雨の日」にかけての流れは、この場所で着実に実力をつけていかれた路をたどる感覚であります
。
最後2曲は、弾き語りスタイル。ラストがふるさとのことを唄った「線香花火」。原点を見据えつつ、これからもという想いが伝わるようです
。
2番手はゆかさん。こちらは、普段のようにギターソロ弾き語りのスタイルですが、この日はスタンディングではなく、ステージにじかに座り込んでのパフォーマンスです。天使降臨といったお姿
。
しかし、このお姿、この日心の奥底からの想いを伝えるには、もっとも印象深く、効果的なスタイルともいえます
。ゆかさんも、普段のライブでは、やはり一気にしゃべるという雰囲気ではなく、この日もどこか不器用なのですが、そのぶん、うたにのせて届くおめでとうの気持ちは、やはり重みと深みがあります
。CD化もされている、ラストの「flat」は、活動初期からの曲ですが、ライナーノーツを踏まえて改めて聴くと、より共感が深まります
。
トリはたけもとまりこさん。以前、やはりここ志津でお目にかかった際も、ものすごくデラックスに聴こえるピアノと、全体で1曲という感じの、壮大なうたが印象的でしたが
、この日も、やはり期待を裏切らぬパフォーマンスです
。
ライブハウスの記念ライブということで、たけもとさんからも、ここサンストとのエピソードが出てきますが、ほぼ例外なく、スランプの時の話だったりします。この夜も進行役だった白幡店長、決して大袈裟に”ではっ
”とおっしゃるかたではありませんが、唄い手さんとともにという部分がものすごく大きな方
。たけもとさんも、一時スランプだったことがあるそうで、あくまでも個性を引き出してくれるような支えられ方に、こちらもじーんと来るものがあります
。この日は、ライナーノーツを含めての、このひとの人となりを聴いたような気がします
。
このメンバー、当然のごとくアンコールがかかるわけですが、ラストのたけもとさんが持っていた”かくし球
”は、なんとサンスト讃歌、その名も「Sound Stream」
。現店舗への移転記念に作ったそうですが、とにかく楽しい一曲。題名のとおり、歌詞にはおつまみメニュー
の名前も入っています。
そして、すべてのうたが終わったあと、”お待ちかね”のお祝いタイム。クラッカーが鳴るなか
、バースデーケーキ
も登場
引っ張り出された
白幡店長、ろうそくの火を消したあとにステージ上で正座する姿を、笑いが包み込みます
。
そんなわけで、アフタータイムもなんとなくいつもより長め。和やかムードなのであります。楽曲”Sound Stream”のとおりの雰囲気を、改めて実感
。唄う方も聴く方も、うたの魔法の効果を楽しんでいるのかも。この日も、追い出しまで居候したのは、いうまでもありません
。
皆さんありがとうございましたぁ
。
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