mixiユーザー(id:1057202)

2010年09月20日01:05

26 view

何故私は身体詩劇公演に出演するのか?

このところ毎週日曜は、TAICHI−KIKAKU12月公演、

「金色の魚 〜輪廻〜」↓

http://blog.livedoor.jp/taichikikaku/archives/51473297.html


のプルミエグループ出演シーンの稽古が続いている。

我々プルミエメンバーが身体詩劇にサブパフォーマーとして出演するのは今回が3度目になるが、前2回と違って今回はメンバーそれぞれが「一人芝居」を展開することになっている。


それだけに今回は演出のモリムラさんの要求には、大変「厳しい」ものがあるのは理の当然であろう↓

http://blog.livedoor.jp/taichi_kikaku/archives/2010-09.html#20100913


さてさて、今日は稽古に入る前に全員で「ミーティング」が行われた。


モリムラさんたちメンバーからみると、我々プルミエの「何故自分は今度の公演に参加するのか?」という問いかけが希薄であるように感じられ、その自覚の浅さが、表現以前の問題として停滞している・・ということのようだ。


私にしても、最近は状況によっては「師匠」だの「先生」だの呼ばれることも多々あり、年齢的にも「しっかりと叱ってくれる人がいない」立場になっている・・だけに、どこか慢心というものが漂っていたのかもしれない。


もっともプルミエの中では、私は「かなり特異な存在」である。

もちろん「表現者」としては全くの素人ではないのだが、私の場合は

「TAICHI−KIKAKUの身体詩劇」

なればこそ、舞台に立つことが可能なのだろう・・という思いが強いざんす。


TAICHI−KIKAKUのメンバーの皆さんと私は「ほぼ同年代」である。


このグループが「世界を巡る公演」をスタートしたのは88年のパリからだそうだ。


その頃私も「表現活動」をやっていた・・・のは事実なのだが、今にして思えば「大変幼稚で独りよがり」な内容だった・・と思わざるを得ない(笑)。

ただその頃からぼんやりとではあるけれど、エンターティメントとしてのスタンダートな演劇ではなくて、やはりアートとしての純度の高い、そしてどちらかといえば「形而上学的」な世界を志向していた・・のも事実である。


だが行き詰ってしまった(笑)・・もっとも肝心な部分で「本格的にこの世界に身を投じる勇気」がなくて、どこか「お茶を濁す程度に逃げていた」のだなあ・・・というのが痛切な反省点としてある。


・・・それで「現状打破」のために、彼らに遅れること約2年の90年7月に、私は「初めてのインド旅」に出発したわけである。


でまあ、結果としては「表現者」としての才能の無さを自覚すると同時に、これまで全く未知だった世界に飛び込んでしまい、いわゆる「スピリチュアル」な道の方に軸足を移していくことになってしまった(笑)。


そして以降「もう表現者として活動する」ことはなかろうなあ・・・という風に思っていた、実際いわゆる「修行者の世界」というのは基本的に「自分の内側を掘り下げ、究極の真理を探求していく」というスタンスであるだけに、

「表現する」という「外に向かっていく」行為は疎んじられることが圧倒的に多い・・・ということでこの業界では私は「異端者」扱いされることが多い、特にラマナ信奉者って「真面目で静かな方々」が多いだけに(爆)


しかしなかなか「表現者」的資質を捨て去ることも出来ず、ヨーガ・レッスンにおいても

「演劇的アプローチ」技術・方法論で深層心理を探求していくことを同時併用しよう・・などと考え続けていて(現状でもそれは「お気楽脳天気ヨーガ」にとっては大変重要なエレメントなのだが、充分機能しているとは言いがたい)、


2006年初頭、たまたまネットで「身体詩ワークショップ」というものを発見し、参加してみたらこれが大当たり!?↓

http://sirius02.blog6.fc2.com/blog-entry-147.html#more


というところからお付き合いが始まった・・しかもなんとメンバーtabさんの親父さんとは、それ以前に「アルナーチャラでお会いしていた!!」という不思議なご縁でもあったのだ(親子と分かった時は本当にびっくりした・・笑)。


そしてワークショップではなく、初めて身体詩劇公演を観に行って大変驚いたのざんす↓

http://sirius02.blog6.fc2.com/blog-entry-269.html


・・・もし20年前にインドに旅立つ前にこのグループに出会っていたならば、私は5人目のメンバーになりたかったなあ!!


と羨ましさを感じるほど、そこに展開されていたのは

「かって自分が憧れながらも挫折した世界」だった・・・のざんすからね。


かくして、ワークショップだけではなく公演の場にも何らかの形でこのグループに参画することが出来たらいいなあ・・・という思いを抱いていたのだが、

とうとうそれは一昨年の「プルミエグループ発足・出演」という形で実現したのである。


「ふへんてきな神様」への祈り・・を芸術として創造表現していく・・・

のが、身体詩劇でありTAICHI−KIKAKUの結成時からの最大の活動理念・・なのだが、


これは正しく私にとって最も近しいプロセスではないか!


現在の私のテーマとは、

「(世界を他者を神様を)嘉し寿ぎ幸わい給う」者の自覚と責任の元に、「さあ、祝福を手渡していこう!」

なのだが、


だからこそ私は公演に参加するのざんす!!!


7 3

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する