私の郷里は静岡県浜松市であるが、そこにはもう実家というものがない。
今年喜寿を迎えた母親が以前は借家で独り暮らしをしていたのだが、4年前にそこが老朽化のため取り壊しとなったのを契機に、ケアハウス(軽費老人ホーム)に入所することになった・・・わけで、実家なるものは消失してしまった次第。↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=268077708&owner_id=1057202&org_id=263619787
浜松に帰省した際にはその施設のゲストルームに泊まっているわけである。
さてさて、再び先日の話。
晩御飯を30年来の友人たちと一緒に食べることになったが、時間がずいぶんあるのでその前に「スーパー銭湯」に行こう!と思い立った。
母がホームに移る前まで住んでいた借家のあった辺りには歩いて10分ほどの距離に「スーパー銭湯」が営業していたので、久々にそこに行ってみよう!・・と思ったわけざんす。
最寄のバス停で降りて、鎮守のお社に詣でた後で暑い中をてくてくと歩いていくと・・・なんだか嫌な予感が・・。
うぎゃあ!!・・・なんとそのスーパー銭湯は廃業してしまい更地状態ではないか!(怒&涙)
でまあ、結局はやむなく別のスーパー銭湯(というか健康ランド)に行ったわけであるが、こういうとき地方都市では「車(自家用車)がない!」というのはどうにも不便ざんすね(わが鴻巣市も然り)。
昔は私もバイクなんぞに乗っていたこともあるが、実家が消失して以来バイクも自転車もなし・・・バスもしくは徒歩なのざんす(笑)
ところで私はおよそ定住というのが出来ない運命らしく、これまでの人生で20回以上引越しをしているのだが(笑)、それは浜松市内でも何度か住所が変わっている・・ただし地域的にはあんまり変化がない。
それで更地状態になってしまって呆然と立ち尽くした後、仕方ないから近くのイオンにでも行こうか・・・と思って歩きだしたのだが、実はその辺りというのは私が小学校〜高校時代までの12年間を過ごした辺りなのざんす。
まあ、既に30〜40年昔のことだけにその辺りの変貌ぶりには驚くばかりだが(浜松市は街中自体がとてつもなく変貌してしまい、往時の面影すら無くなりつつある・・)、それでも何となく
「ああ、ここはあの辺じゃないか!」
と分かる場所がいくつかあるわけで、脳内に想起された過去の風景がダブってくるのざんすね・・・。
・・・そしてなんと、その「小学校〜高校時代」に住んでいた借家というのがまだ健在だったのだ!!
この借家は私が6歳になって小学校に入学した頃に建てられたのである・・この家がまだ基礎工事の段階の時、多分日曜で業者さんがいない時なのだろう、そこで遊んでいた記憶が残っている・・我々親子が最初の入居者だったのだ。
ってことは、築43年ざんすよん!!(笑)
その家を前にしてしばし佇むと、少年時代の記憶が次から次へとリアルに想起されてくる・・・・
おそらくその家の天井裏や縁の下には「私しか知らない秘密のあれこれ」がきっとまだそのまま残されているはずだ・・・。
というわけで、次回の日記はシリウス・マハナンダの少年時代の回想ざんすよん!!
ログインしてコメントを確認・投稿する