自殺

自殺を考えたことがある。昔の話。
いじめられていたころ、小学校３年生だったと思う。包丁を自分に向けて、長い時間考えたっけ。
その勇気はなかったです。それにいじめていたやつらから逃げるようで悔しかったし。

今はそんなことをしようとは思わない。でも、いつも選択しない選択肢の中に自殺がある。
生きることを放棄しようとする自分がいる。逃げ出したいと考える自分がいる。
でも、まずそれはしないな。と、時々その思考を繰り返す。

五体満足で生きているのに罰あたりだと思う。

選択しない選択肢。でも、いつも頭の片隅にある一つの選択。
他の選択肢がなくなったとき、選ぶ可能性もあるんでしょうかね。

人に与えられる試練は、本人が必ず乗り越えられる試練。
そういう言葉を聞くし、自分でもそう思う。でも、試練に立ち向かうときに乗り越えられる自信がいつもある人はなかなかいない。その選択肢しかないと錯覚し、それを実行してしまう人がいる。
ほんの少し何かが違うだけで、それ以外が見えなくなる。

人は一人じゃない。その考えに辿り着いたら、もう一度周りをじっくり見てほしいと思う。

選択しない選択肢が、今日も表に現れる。現れるたびに、自分には何ができるのかと考える。
死と向き合い、生きることと向き合っている。
なんて、そんなかっこいいものではないですが、今日も何とか生きている。

死んでは何もできない。生きていれば何でもできるかもしれない。

今日も生きている。それが大事。