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2026年07月26日01:47

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カントとシェリングと西田幾多郎とマルクスが繋がる理由

カントの
超越論哲学
は
理性のアンチノミー本性
(パラロギスムスに陥る不可避性を本性として持っていること)
と
理性の限界自覚
(統制原理の必要不可欠性)
と
現象界と物自体の区別
〔理性が経験でき認識できる世界と
 理性が経験できず認識できない世界の
 区別〕
と
それらの同位関係の自覚
(経験することも認識することも出来ない世界を
 経験も認識も可能な世界と
 同等に扱うことだけが
 アンチノミーの問題解決の絶対条件であること)
によって
形而上学の独断論(検証不可能なことを前提してしまう独断性)と
懐疑論の不可知論(知ろうとする努力をしないで悲観して諦めるメランコリー)の
両方を克服する道筋を
哲学史上初めて試みた
哲学な
〔だからそれは Kritik(批判・吟味)であるだけではなく
 同時に
 人間の本性的な認識の病を解く技法=治療法(Klinik:臨床講義)でもある〕
のだが

その後
超越論的観念論(物自体を消去して現象だけで完結する体系構築の意図)
と
超越論的実在論(物自体の実在を前提する独断論)
とに
分裂して
結局は
カントの意図
〔懐疑論=超越論的観念論=フィヒテ、ヘーゲル、コーヘン
 と
 独断論=超越論的実在論=ショウペンハウエル(意志)ハルトマン(無意識)
  (この分類の仕方は少し強引なので、
   予告単著『超越論哲学的宗教の方法と原理』では勿論改めるつもりです。)
 の
 双方の同位関係の体系
 即ち
 ア・プリオリ(分析的)な総合(弁証)判断の道
 を
 開拓しようとした〕
は
汲(く)み取られなかった
わけだが

これを
理性の領域の限界
を
越えて
宗教(霊性)の領域に拡大する可能性
を
拓いたのが
後期シェリングが構想した
積極哲学
〔積極哲学は
 それまでのすべての哲学である消極哲学を
 否定する哲学
 ではなく
 却って消極哲学を前提とした上で
 消極哲学では扱えなかった
 自然的宗教としての神話と
 超自然的宗教としての啓示を
 哲学する手法を
 哲学史上初めて切り拓いた
 シェリング独創の哲学〕
であり
その結論としての
哲学的宗教
〔積極哲学が
 人類へ
 永遠の課題として
 贈ったのが
 哲学的宗教〕〕
だったのだが

ショウペンハウエルの
意志を物自体と捉える
超越論的実在論
よりも
もっと徹底した
実在論として
マルクスの
唯物史観と
唯物弁証法が
ある。

マルクスの捉え方は
人間の本性が
同位関係であるにもかかわらず
悟性の働きが優勢となるにつれて
いつのまにか
悟性で感性を支配しようと
悟性が意欲するようになり
その結果
悟性による感性の抑圧と支配が
開始され

これが
階級社会を生み出し
その最終形態が
資本主義社会であることを
見抜いている。

この資本主義社会は
悟性による
感性(情念)の支配を目的とすることを
表向きには謳(うた)っているものの

人間の本性が
そもそも
情念が理性を支配する本性であることが
永遠に変わりない限り
資本主義社会は
最終決定権者の情念によって
被支配階級は
思い通りに動かされる運命にある。

この事実を暴露したのが
マルクスなのだけれども
自分たちの優位な地位を守りたい
上級階級の人達によって
マルクスが見破った資本家階級の欲望は
隠蔽されて

支配されている人々たちも
みせかけの「道徳」によって
従順な奴隷として
飼い慣らされてしまい(洗脳されてしまい)

自律性を
失ってしまう。

そうなると
支配者階級の
思いのままであり

問題は
この
支配者階級が
長い年月をかけて
構築してきた
権力構造(既得権益)を
いかにして

人間本来の
同位関係意識に基づいて
戻してゆくか
その
必然性の解明と
その
方法の解明が
絶対に必要であるのだけれども
それは
どのような道(方法)を持つのであるのか
ということ。

そのためには
国家権力や
大学組織から
自由な立場に
身を置いて
〔そのためには
 ほとんどの権利を
 捨て去る覚悟が必要なので
 だれもその覚悟を持てるものは
 (死が確定して怖れるものが無くなった者
  欲望や保身の必要が無くなった人以外は)
 いないので
 この問題に解答を与える人が出て来ない〕

人間の
支配欲と
差別意識の
権化を

どのようにして
解消してゆくか
その必然性や
その解消方法の解明が
求められる。

こういうことを
実行できる人が
いつか出ないことには

この世の中は
いつまでも
変わらない。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

カントは
超越論哲学創始者。

フィヒテやヘーゲルは
カントの超越論哲学のうち
超越論的観念論のみを
発展させた(物自体消去の方向性)。

ショウペンハウエルは
意志を物自体と考えて
意志と表象の哲学を創始した。

後期のシェリングは
前期の自分自身の哲学(超越論的観念論)を乗り越えて
(前期の自分自身の自然哲学は保持して)
積極哲学を創始し
哲学的宗教を構想した。

西田幾多郎もまた
シェリングと同じく
宗教を基盤とした哲学(哲学的宗教)を
構想した(絶対無の場所における自覚の哲学)。

マルクスは
単なる実在論者ではなく
人間の本性の共産制(同位関係共同体)を
見抜いていた天才であり

人間が
本来のあり方(同位関係共同体=神の楽園におけるアダムとイブの世界)
から
逸脱したこと(悟性=知性を身につけ、差別意識と支配欲に目覚めたこと)
で
神から追放され
階級社会〔差別意識と支配欲による社会〕の時代を
長く彷徨(さまよ)い

再び
神の楽園(同位関係で結ばれている社会=未来の共産制社会)の中に
戻ってゆく

という
神話のストーリーが
唯物史観の中で
活かされているので
人類の魂を揺さぶることができた。

けれども
そういう人間の霊性は
情念に支配されている(情念の奴隷である)理性には
「邪魔物」にしか思えないので

自分等の甘い蜜を
吸い続けるために
手段を選ばず
自分等の「策略(謀略)」を
見抜かれまいとして
マルクスの「洞察」を
抹殺するために
あらゆる行動を
支配者階級ぐるみで
全力で
しかも
狡猾に
血眼(ちまなこ)になって
行うし

この行為は
情念が元であるから
決して止(や)まないし
理性は奴隷化しているので
あらゆる論理が
この謀略の実現に
利用される。

支配者階級(右翼)は
権力を掌握しているので
武力も財力も味方も
圧倒的。

被支配者(従属)階級(労働者)は
権力も生産手段も持っていないので
なにもかもが
勝ち目がないので
泣き寝入りせざるを得ない。

この
支配されている階層の人々(大多数の国民)
が
「泣き寝入りせざるを得ない」
という
絶対的に弱い立場
であること
を
良いことに

同意も
納得も
コンセンサスも
得ることなく
勝手に
値上げするし
実質賃金が30年以上上がっていない状態を放置する。

ヨーロッパだったら
とっくの昔に
レジスタンス(抵抗運動)が
起きているはずなのだけれども

日本人には
穏やかで良い人が多いので
過激な行動は
謹んで
誰も行おうとしない。

誰か
気概を持つ
勇者が
ほとんどの国民の意志を代表して
誰もが住みやすく安心できる環境を
構築できる
名案を出してくれないかなぁ。

かくいう私は
理屈における「答え」を
出す哲人です。

私は
地位も名誉も財産も
捨てました。

なので
金なし
地位なし
力なし
です。

あるのは
哲学のみ。

こんな私に
できることを
ただただ
やり続けるのみです。

17世紀ドイツ・バロック時代の
宗教詩人であり
キリスト教神秘主義者である
アンゲルス・ジレージウス
(Angelus Silesius、1624年〜1677年)
が

Die Rose ist ohne Warum; sie blühet, weil sie blühet,
Sie achtet nicht ihrer selbst, fragt nicht, ob man sie siehet.

薔薇は無心である。薔薇は咲く、ただ咲くためだけに。
薔薇は自分自身を気にかけないし、人が自分を見るかどうかを問わない。

と言って
薔薇が無心に咲いていることで
人もそうであるべきことを
箴言(しんげん=いましめとなる短い句。教訓の意味を持つ短い言葉。格言。)
として
"Johannis Angeli Silesii Cherubinischer Wandersmann
 Oder
 Geist-Reiche Sinn- und Schluß-Reime
 zur Göttlichen Beschauligkeit anleitende.
『ヨハネス・アンゲルス・ジレージウスの手になる智天使の巡礼者
 即ち
 求道的精神溢るる箴言集および脚韻詩集』
〔川�� 幸夫 先生による
 最終決定版(1675年)時のタイトル
 に従った訳。
 ただし「Cherubinischer Wandersmann」は
 川��先生は訳されていなかったので
 「智天使の巡礼者」と補足した。
 Wandersmann は「旅人(放浪者)」の意味の方が普通。〕
に
記(しる)した言葉
に
倣(なら)って

私は
私が
哲人として
生まれた
(薔薇が薔薇として生まれたように)
ので
哲人として
無心に
哲学します。

自分自身の哲学
(超越論哲学的宗教としての濱田哲学)
が
どのようであるかを
気にかけず
また
人が
それを
見ているかどうか
を
問わずに。

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最終更新
令和8(2026)年 7月26日 4時41分
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