を観た。三隅研次監督
盲目のヤクザである市が下総飯岡の貸元助五郎のところに訪ねてきたが雑魚部屋に通され、そこで丁半博打で盲ならではのトリックを仕掛けて大儲けする。
収まらないヤクザたちは送り狼を放とうとするが、そこに助五郎が帰って来る。
助五郎は昔市の居合の腕を見ていたことから、訪ねてきたことを喜ぶ。
市の身の回りの世話には蓼吉が言いつけられた。
ある日釣りに出かけた市は、繁造一家の用心棒で労咳病みの浪人平手造酒と出会い・・・。
記念すべき座頭市シリーズ第1作の映画で、もちろんモノクロ作品である。
なにしろ初めて市というキャラクターが登場した作品なので、その後に強調される神がかった殺陣やほとんど超能力みたいな描写はないものの、十分に座頭市の魅力を描ききっていて楽しめた。
本作のポイントは市がついたヤクザ一家は抗争中の一家よりも勢力が強く、相手の方は弱小ながら良心的な親分であるというなんとも切ない立ち位置で、だからと言って助五郎の勢力にも守ってあげたい人もいるしで、単純な勧善懲悪では済まされない複雑な状況を描いているところだと思う。
また上記の相手側についている浪人がまたいい感じで、要するに大人向けなのだ(笑)
それにしても役者の力というのはやはり凄まじく、勝新太郎が映ってしゃべっているだけで面白いのだからどうしたらいいのか(汗)
邦画の宝と言えるシリーズなので、ぜひみんな観てほしい。
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