を読んだ。E・R・バローズ著、小西宏訳。
第1次大戦の塹壕で戦っていたユリシーズ・パクストンはドイツ軍の砲撃によって脚を吹き飛ばされ、息を引き取る直前に精神が身体を離れ、火星に到着する。
彼はバルスームでも屈指の頭脳を持ち、超高度な外科医でもあるラス・サヴァスに保護され、彼の助手として教育を受ける。
サヴァスの高度な知性には感嘆するユリシーズだったが、彼が美しい女性ヴァラ・ディアの脳交換を行ったことだけは許すわけにはいかなかった・・・。
地球から火星にやってきた第2の男の物語。
これまでと比べるとライトな読み応えだが、火星シリーズらしい面白さは十分に備えている。
相変わらずバロウズのアイデアマン振りも健在で、脳交換だけではなく巨大な猿と人間の脳みそを半分だけ交換したりと、一体どんな結果になるのか想像もつかず、哲学的思考の発端になるような所業も。そして勿論その猿は仲間になる(笑)
また物語が収束に向かうや、全てがうまくいって完全なハッピーエンドにたどり着くのも素晴らしい。
冒険活劇はこうでなきゃいかんと化夢宇留仁は思う(笑)
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