mixiユーザー(id:15337934)

2026年06月25日18:58

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朱鷺(6997)

なぜ今、佐渡からトキを連れてきて能登で放鳥するのだろう。その意義がよくわからない。

もちろん、「朱鷺が舞う空」という光景には心を惹かれる。かつて日本の里山に普通にいた鳥が再び空を飛ぶ姿は、多くの人にとって夢のある話だろう。しかし、それと放鳥事業の妥当性は別問題である。

佐渡島のように海で隔てられた閉鎖的な環境なら、個体の管理や追跡もしやすく、定着状況も把握しやすい。だが、能登半島中部はそうではない。放鳥されたトキは理屈の上ではどこへでも飛んで行ける。なぜこの場所で放鳥するのか、どのような成果を期待しているのか、十分な説明を聞いた記憶がない。

さらに気になるのは、GPS発信器や個体識別のための色標識である。調査研究に必要なのだろうが、羽に色を付けられた姿を見ると、どうにも違和感がある。野生復帰を目指すと言いながら、人間が管理している印象の方が強くなってしまう。見慣れないせいもあるのだろうが、正直なところ少し気味が悪い。

おそらく専門家には専門家なりの理由があるのだろう。生息地を分散させることの重要性や、環境保全の象徴としての意味も理解できなくはない。しかし、こうした事業は「よいことだから賛成」という空気だけで進めるべきではないと思う。

なぜ能登なのか。なぜ今なのか。どれだけの費用をかけ、どのような成果を目指しているのか。そうした疑問を持つ人がいても不思議ではないはずだ。だがそれを口にできない雰囲気もある。


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