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2026年05月27日09:00

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声域の境界ライン(6950)

アマチュアのコーラス団員なんだから、まあ気にしてもしょうがない――とも思う。いや、正確にはそう自分に言い聞かせているだけで、半分は言い訳である。自分はAの音が低くなりやすい。

昨日の練習録音を聴いた。マイク4本で録ったせいか、男声が奥深く響いていて、「なかなかいいんじゃないか」と少し自賛したくなった。ところが途中で指揮者から、「バスのAの音が低い」と指摘が入っている。そういえば、第九でも前で歌っていた仲間からリハの休憩中に同じことを言われた。Aの音を長く伸ばす場面で、入りが低めになり、そのまま修正できていなかったらしい。

昔からである。あの音は低音部記号の五線のいちばん上にあり、その上は五線を越えて空中にさまよう。以前は「自分が出せるのは五線の間までなんで」と嘯いていたが、実際にはちょうど自分の声の変わり目にあたる音なのだ。声楽を習ってからは声域も上に伸びて、何とか出せるようにはなった。それでもこのAには今なお苦手意識がある。喉が少し引っかかるような感覚が残る。

とはいえ、言い訳をしても始まらない。苦手だからと軽く流し、他の人に任せるような歌い方をすると、今度は指揮者から「今の声、ちょっと芯がないな」と指摘される。低くなるから出し切れない。出し切らないと芯がないと言われる。なかなか都合よくはいかない。あ〜あである。
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