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2026年05月20日07:11

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どんなにいい声でも(6934)

何回も書いていることだが、ソロと違って合唱アンサンブルは「他の人と合わせて音楽を作る」世界である。だから、どんなにいい声であっても、周囲に溶けなければ、むしろ邪魔になる。

練習録音を聴くと、ときどき自分の声がギリギリして聞こえることがある。声を出そう、響かせようという意識が強くなると、音色が硬くなり、ハーモニーの中で浮いてしまうのだ。声楽家が指導している三つの合唱団では、そういうことを直接言われるわけではない。だが、長く「どっぷりハーモニー」の世界でやってきた自分としては、「こんな声で歌っていてはいけないな。混じらない」と感じる。

合唱では、「よく響く声」と「アンサンブルに合う声」は必ずしも一致しない。むしろ、自分の音色や音圧をコントロールして、周囲に溶け込ませる能力の方が大事だったりする。

今日は本番だが、1ステージ3曲がほぼ初見状態である。昨秋、自分が入団する前にやっていた曲で、その後ほとんど練習がなかった。ゲネプロで歌ったらところどころ音が分からない。すると前で歌っていたバリトンから、「音がちょっと低いです」と言われた。こちらも思わず「ほぼ初見で……」と言い訳したのだが、後になって考えると、やはりみっともなかったなと思う。結局、歌う以上は、きちんと楽譜を見てこないといけない。

合唱は「その場で何となく合わせる」音楽ではない。各自が準備をした上で、初めてアンサンブルが成立する。そしてタイトルの話に戻る。どんなにいい声でも、アンサンブルに合わなければアウトなのである。
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