半年ぶりに大病院で総合検診を受けた。今回は糖尿病関連として、眼科検診と末梢神経の検査が追加された。血液,尿など通常の検査値はほとんど変化なし。ただ、追加項目では微妙に基準を外れる数値が出た。
「まあ、この程度なら、これまで通り食生活の管理と薬でいいでしょう」
とゆか先生は言う。糖尿病は「治りました」で終わる病気ではない。悪化を抑えながら、だましだまし付き合っていくしかないのだろう。
それにしても、体重が70kgを切っていたのには驚いた。あと少しで数字上は理想体重になる。一般には歓迎されそうな話だが、どうも素直には喜べない。歌でも畑仕事でも、30分ほどで露骨にバテるのである。
もちろん加齢の影響もあるだろう。ただ、体重が落ちたことで筋力や持久力まで削れている可能性もある。健康診断の数値は「改善」と出ても、日常生活の実感とは一致しない。ここが健康管理のややこしいところだ。
医療はどうしても「基準値」を中心に判断する。しかし本人にとって重要なのは、「実際に動けるか」「疲れずに生活できるか」である。数字が良くても、30分でへばるなら、それを健康と呼んでいいのか少々疑問だ。
高齢になると、「痩せること=善」と単純には言えなくなる。糖尿病対策として節制しているうちに、別の部分まで削ってしまう。そのバランスの難しさを感じた検診だった。
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