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2025年07月02日19:42

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動画アリ!2025年ZARDの坂井泉水が育った丹沢山麓秦野市を中心に旅する 第9回から第12回(5月から6月)テーマ曲「見つめていたいね」オオタカやイソヒヨドリの子育て アジサイ巡り 上半期12回分のまとめ

  <丹沢山麓秦野市を中心に旅する テーマ曲「見つめていたいね」上半期12回分の旅を振り返る>
 


 ZARDの坂井泉水の故郷丹沢山麓秦野市を中心とした旅、今回は4回分をまとめた。最終第4章では、上半期12回分の総決算となる。全4章において、春バラの甘い香りが漂う5月18日、紫の棘のような花を伸ばすセンダンを鑑賞した5月25日、アジサイが咲く6月15日と6月22日の様子を記録した。花を観賞するうち、野鳥の子育てを目撃した。5月18日には、廃屋に営巣していたイソヒヨドリを、6月15日と22日には、日本のタカを象徴するオオタカの子育てを観察した。野に咲く花を見つめ、子育て中の野鳥を追うことで、四季折々装いを変える自然を体感できる。自然をこよなく愛した坂井泉水の視点にも立って進めていく。

前年同期 2024年6月16日(日)テーマ曲「かけがえのないもの」
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1987858001&owner_id=32437106


 目次
序章   テーマ曲「見つめていたいね」に込められた作詞者、坂井泉水の思い
第1章 第9回  5月18日(日) バラの花に誘われて Aメロの歌詞
第2章 第10回 5月25日(日) 丹沢美術館で新世界に浸る(18日分も含めて2週間分掲載) Aメロのサビの歌詞
第3章 第11回 6月15日(日) アジサイ巡りへ Bメロの全ての歌詞
第4章 第12回 6月22日(日)フィナーレ。アジサイのライトアップ、Cメロのサビの歌詞 上半期の旅を振り返る。



 序章 テーマ曲「見つめていたいね」に込められた作詞者、坂井泉水の思い

 上半期最後となった旅のテーマ曲は、ZARDの「見つめていたいね」である。同曲は、1996年7月8日に発売された7作目のオリジナルアルバム「TO DAY IS ANOTHER DAY」の最終12トラックに収録された。

写真=坂井泉水 掲載元 ヤマハ音楽配信サイト mysound
https://mysound.jp/song/99905/
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 作詞した坂井泉水は、特別な思いを抱いていた。着想を得たのは、事務所に届いた一通のファンレターだった。スタジオで目を通した彼女の心を深く刺さる内容だった。彼女のファンであった宮城県仙台市の高校生が、バイク事故によって、亡くなった事実が書かれていた。将来のある若い命が失われたことに、彼女は心を痛めていた。手紙の主は、亡くなった高校生のクラスメートと担任の先生だった。作成者の気持ちを汲み取り、歌詞に書くことで、事故死した高校生に哀悼の意をささげた。B
メロの歌詞の一節「3Gキーパー」とは、3年G組に属した亡くなった高校生の愛称である。同曲を収録したアルバム「TO DAY IS ANOTHER DAY」の歌詞カードの末尾には「Dedicate to KIYOTAKA SATOH」とメッセージが添えられている。坂井泉水自身の気持ちを示すため、高校生の本名が記されていた。

 坂井泉水自身も、とりわけ思い出深かった歌詞だった。2007年8月15日発売のセレクトアルバム「Soffio di vento 〜Best of IZUMI SAKAI Selection〜」には、スタッフ選曲によって収録された。

 失った家族や友人の思いを抱き、切なく悲しい人々の気持ちを描いた。メロディーの方も、BメロからCメロへの間奏中、ふくよかな響きのフルートの音色が、哀愁を誘った。

 彼女は、作成のエピソードを次のように語っていた。「アレンジを聴いていて、生死をさまよっている世界が浮かんだんです。それで2年前に亡くなったファンの男の子のことを思い出して...。”3Gのキーパー”は、その文集の中にあった彼のあだ名なんです。だからこの曲には自分もすごく励まされます。 (Music Freak Magazine1996年7月)」

 今回「見つめていたいね」の歌詞の内容を反映させながら、繰り返し何度も訪れた丹沢山麓秦野市を中心に各スポットを紹介する。


第1章 5月18日(日) バラの花に誘われて Aメロの歌詞

 朝9時に、秦野市への旅路の途中、川崎市多摩区の生田緑地バラ園に向った。しっとりとした華やかさと包み込むような風情が漂う。二ヶ領用水路沿いのバラ苑ロードでは、日傘を差した婦人、バラの香りを嗅ぐ散歩客が、それぞれ思い思いにすごしていた。小高い丘の上に設けられたバラ苑は、一段と密度が高い。芳しいバラの香りに誘われると、幾分リラックスできる。

写真=二ヶ領用水路沿いに咲くブラスバンド
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写真=バラ園に咲く品種「ブラン ピエール ド ロンサール」
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海老名市の相模三川公園のイングリッシュガーデンには、真黄色のキングサリが、木の枝から釣り下がっていた。見頃を過ぎたのか、どこかほっそりとしていた。対照的に白バラの一種、ボレロは、色白の肌の貴婦人のように、気品に溢れていた。

   写真=キングサリ      写真=バラの品種ボレロ
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 昼間に訪れた厚木市飯山あやめの里は、広々と打ち開けた休耕田に、市民の手によって、種付けをした。当時育っていたのは、ジャーマンアイリスである。薄紫や淡いピンク、黄色など、株によって異なる色に咲く。別名虹の花ともいう。道路を挟んで反対側には、桑の木が甘酸っぱい身をつけていた。葉っぱは一段と濃くなり、季節の進み具合を実感する。

写真=ジャーマンアイリス       写真=桑の実
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 坂井泉水が作詞した歌詞「見つめていたいね」は、旅愁を掻き立てられる。ピアノのやさしいメロディーから始まり、坂井泉水の低音ヴォイスが、人々の心に染み渡った。

 全詞掲載「」

「帰りの電車は いつも切なくなるのよ」

 旅を終えて帰路に着く際、思いがこみ上げてくる。

「現在どこにいるの 昨日誰といたの そんな言葉で縛っていた」

常に気になった相手の行方を追いたくなる。束縛して自由を与えなければ、そっぽを向かれてしまう。


 「今日の態度が 許せなくて 無口になったけれど 後悔してる いつまでが子供で いつからが大人なの?」

 理性が働かずに、感情のまま動いてしまうのは、未熟な証拠。互いの気持ちを尊重することにより、歩み寄れる。大人と子供の境目は、判断力だった。
 

薄い雲がかかる中、秦野市の水無川沿いのカルチャーパークへ向う。川に面した公園の1角で、色鮮やかなバラが、咲きそろっていた。白いモニュメントに囲まれた中、可憐な花が連なる様子から舞踏会を彷彿とさせる。

写真=品種うらら
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 坂井泉水もバラのように清楚で端正な姿から、人々の心をひきつけていた。彼女の素顔は、次第に当時のプロデューサーやスタッフによって、明かされている。

第2章 5月25日(日)丹沢美術館で新世界に浸る(18日分も含めて2週間分掲載) Aメロのサビの歌詞

前日の夕方から明け方まで続いた雨が、すっかり止んだ。標高340mの神奈川県立はだの戸川公園では、一段と緑の葉が濃くなっていた。園内の山里庭園では、センダンの木が、薄紫の花弁をつけていた。枝には茶色をした粉状の毛をまとう。花びらが小さく、緑の葉に太陽光が反射して、溶け込んでいた。

フォトフォト

 近づいて観察すると、めくれた花びらの中から雄しべが筒状に飛び出て行く形から、目玉模様を彷彿とさせる。角度を変えてみると、白くて薄い花弁は、優雅で繊細だった。公園のシンボルとなる格調高い風のつり橋に対して、柔らかさや切なさを感じる。

 夕方訪れたのはギャラリーを兼ねる「丹沢美術館」である。

 詳細 丹沢美術館 facebook https://www.facebook.com/tanzawa.art.m/


5月18日に開催されたのは「柏瀬八峰作品展」、光の性質を読み解き、リフレクションをテーマに作品を発表した。ガラス窓や水面に映る景色を注意深く観察していた。雨上がり、街中の水溜りは、隙間風が漉き込むと、小波によって、木々の葉が揺れ動く。我々人は日頃から、鏡に映った自分と向き合い、身だしなみや髪型をチェックする。古くは、池や水溜りを通して、自己認識していた。

 25日(日)は絵画「志村のどか展」、そのうち一つの作品は、同じくリフレクションである。対象は地上と地下世界、上下非対称になる。太陽光が降り注ぐ地上では、水蒸気の発生により、霧に包まれていた。一方地下では、根っこが深く張り出して、左右に広がり、異質な世界が広がっている。

フォトフォト

 絵画の方は、作者が想像力を駆使して、描きたい世界を表現する。一方写真では、自分のイメージどおりの世界とはいかない。野外では天候はもちろん、光の当たり具合によって、変わる。ビルの一室に設けられた館内にて、芸術を学ぶ機会を提供してくれた。

 サビの歌詞へ

 「見つめていたいね 出逢った頃を そのまなざしに ドキドキしてた」

 初対面の相手は、良い所しか見えず、新鮮味に溢れていた。

「見つめていたいね あの優しさを 今しか出来ない事を 今 感じるままに」

 人生は、そのときのタイミングというものがある。若くて体力のあるうちは、行動力に溢れ、あらゆる可能性を秘めている。丹沢美術館に出展した芸術家達も、独自の世界観を表現していた。

                       <Aメロ終わり>

写真=知的な雰囲気の坂井泉水 掲載元 Amebro 麗奈のしりとりメドレー 2023年2月6日付 https://ameblo.jp/168pop07/entry-12787359105.html
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 美術館を併設したビルの前の通りでのことだった。古びた小屋の屋根に、2羽のイソヒヨドリがとまっていた。一羽は、澄んだ水色のオス、もう一羽は茶色に黒い斑点模様が入っていた。しきりに羽を震わせながら、口をあけている。オスは、そっぽを向くように、去っていった。瓦の隙間にももう一羽のイソヒヨドリが姿を表していた。どうやら古びた小屋に営巣していたようである。巣立ちをうながすべく、父鳥は、餌で雛鳥を誘い出していた。我々人が、学生から社会人へステップアップするように、イソヒヨドリの雛鳥は親鳥に甘えていられず、自分の道を切り開く。健気で実にほほえましい光景だった。
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 その日の夕暮れ時、南隣の中井町の厳島湿性園で、ライトアップイベント「竹とうろうの夕べ」が開催された。前日雨の影響により、急遽一日後ろ倒しにされた。池の上に架けられた桟橋に竹灯ろうを並べ、火を入れる。次第に空が暗くなるにつれて、水辺から炎が浮かび上がる。階段の上から一望すると、神社の真っ赤な鳥居が引き立つ。厳かで幽玄な世界は、亡くなった人の魂を清めているようだった。

     写真=19時10分     写真=19時15分
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   第3章 6月15日(日)アジサイ巡りへ Bメロの全ての歌詞

 朝方に雨が残っていたものの、昼から晴れるとの予報を聞いて、早速出かけた。最初の舞台は座間市である。小田急線の座間駅から南の方へ高低差が激しい道を走り、アジサイの名所芹沢公園を目指した。緑豊かな谷戸山公園沿いの幹線道路藤沢座間厚木線を登っていたところ、森の中から、車の走行音に負けない程の甲高い声が響いた。木々の隙間から見えたのは、オオタカのメスだった。丁度車道に三脚を設置して、一人の男性が撮影をしていた。現在はカラスとバトル中、話をきけば、オオタカのメスは、カラスの2羽の雛鳥を襲って食べたとのことである。親鳥は、しきりに警戒して、大きな声をあげていた。今では都市郊外のシンボル的存在となった。
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 目的地の芹沢公園は、平家の落ち武者が潜んでいたとの言い伝えがある。その名の通り、谷戸状の地形は、周囲一体崖に囲まれていた。湧き水に恵まれ、植生が豊かである。ひっそりとした水辺に咲くアジサイから、時の儚さや切なさを感じられた。
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 帰りに谷戸山公園内からオオタカの声は消えていた。湿気を帯びた園内を散策し、低地の湿性生態園では、水を張った田んぼが広がる。その一角で稲に寄り添うようにアジサイが咲く。薄い雲に覆われる中、田んぼには、里山民家園の建物が映り込んだ。昭和時代、どこにでものどかな田園風景が広がっていた。水が湧き出す谷戸部では、子供たちが夢中になって、カエルやオタマジャクシを追いかけた。実に懐かしさがこみ上げてきた。
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 その次に訪れたのは、厚木市の玉川沿いである。いまだに空に薄雲が残る中、水色と薄紫色のアジサイがコントラストを成す。道の一角には、タチアオイも顔を出した。花言葉は「豊かな実り」、「気高く威厳に満ちた美」、すらりと伸びた茎に、ピンクの花を穂状につける様子から、艶やかな女性像を髣髴とさせる。
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アジサイの中にも、水色とピンク色が混じった株は、優艶な香りを漂わせた。山肌が迫り、川沿いの民家の合間に田畑が残る。里山を彩るアジサイは、人々に活気を与えていた。
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 お昼には、坂井泉水が育った秦野市へと移動した。水無川沿いのカルチャーパーク沿いは、ソメイヨシノの枝葉が庇代わりになり、堰堤沿いにアジサイがこんもりと咲く。
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 その次に訪れた大根川沿いは、オモイガワ桜並木に沿うようにアジサイが顔を出す。水無川と比較して、大根川は、幅が狭い。ファインダーをのぞくと、対岸の平塚市の家並みもくっきりと写った。真っ白い壁面に、縦長のイタリア国旗のマークが目を引く。イタリア料理を提供するレストラン「Cucina Jita」の建物である。民家を改装した2階建てのこじんまりとした家のように見えた。
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大根川に沿って、東海大学前駅へ戻り、下り方面へ2駅先の渋沢駅へ降り立った。南口の駅メロ採用記念プレート前には、地元渋沢商工会の人々の手によって、カラーの花が育てられた。
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真黄色い芯のような肉穂花序を、葉のように見える仏炎苞(ブツエンホウ)が包み込む。葉っぱは茎に張り付くものの、手入れされることにより、外される。無駄なくほっそりと伸びる姿から、手足が長く、スマート体型の坂井泉水のようだった。彼女自身が好きだったカラーを、商工会のメンバーが、手塩にかけて育ててきた。毎年6月にしっかりと花を咲かせている。

詳細 カラーについて 花を知る場所 より https://flowerbuyer.blog/illustrated-calla/


 渋沢駅から北へ4,1km、バス停の終点「大倉」に併設した戸川公園は、重厚感のある石造りの「風のつり橋」が、水無川を挟んで、対岸を結ぶ。バス停側の斜面に、7種5000株のアジサイが植栽された。午前中降った雨による水分が蒸発し、一面雲に覆われていた。日差しが遮られる中、本来のアジサイの色がしっかりと出る。四季を通して植物が育ち、緑溢れる空間に身を置き、心が軽くなったような気がした。
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 「見つめていたいね」のBメロの歌詞は、物語の核心部分に触れている。

「旅の途中で ちょっと一休み 肩の荷を おろしてしまおう」

戸川公園から渋沢駅を往復するバスの中は、つかの間の息抜きタイムだった。カメラのモニターを通して、撮影した写真を振り返ることにより、いくらかリラックスできる。

「”3Gのキーパーも 天国から見てる この間の続きを 聞かせて」

 3Gのキーパーとは、バイク事故で命を失ったZARDのファンだった高校生のニックネームだった。坂井泉水自身、ファンレターからその経緯を知り、九余する意味をこめて、書き下ろした。渋沢駅と大倉を結ぶバスは、坂井泉水が卒業した秦野市立西小学校と西中学校の前を通り過ぎていく。彼女は、校舎内で授業の合間、ノートに感じたことを書きとめ、休み時間や放課後、グラウンドを駆け抜けた。学生時代の体験は、歌詞を作成するうえで大いに役立った。

写真=歌詞を書く坂井泉水 掲載元 katsuzo's world 2017年8月16日付
http://blog.livedoor.jp/katsuzobebizo/archives/52769849.html
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 午後4時代、渋沢駅から下りへ1駅先、新松田駅で降りて、西北へおよそ2,5km、足柄上郡開成町のあじさい祭最終日に参加する。2025年は、下り方面に一つ隣の町内唯一の旅客駅「開成」に、小田急線のロマンスカーが臨時停車した。小田急線の力を借りて、各駅の広告にも祭のPR広告が掲載されていた。

お寺の境内や行政が管理する公園と比べて、スケールは桁違いに大きい。東京ドーム3,6個分の敷地に、5000株が咲く。生育途上の稲に寄り添うかのように、あぜ道を囲っていた。

写真=田畑のアジサイ        写真=アジサイ池より
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いつのまにか雲がとれて、西日が差し込んだ。見所は会場の南側に設置された「あじさい池」である。切り取ったアジサイと共に、小さなひまわりの花壇が置かれていた。自然界で異なる時期に咲く花が、同じ空間を共有する。オレンジのカーベラや白いユリの花壇が加わり、まさにアートの世界だった。

敷地内には、オリジナルの「開成ブルー」と名づけられた青みを帯びたアジサイが咲いていた。2017年の第30回の祭事業にあわせて、公募により名づけたとのことである。その経緯は、人工交配にある。静岡県掛川市の加茂荘花鳥園が主導し、おはようと名づけられた母アジサイに、薄紫色の無名の父アジサイを掛け合わせ、創出したのである。花びらは一枚一枚小さく、中心の株を外から囲む。いわゆる装飾花である。我々人が、美的センスを生かし、見た目の良さを求めて、姿かたちを変えた。開けた水田には、小屋がたたずみ、遠くに箱根の山々を望む。梅雨を彩るアジサイを生かした町作りは着実に実を結んでいる。

 写真=開成ブルー        写真=小屋とアジサイ
フォトフォト
 
サビの歌詞へ。

「あの頃の古い車で 砂埃りけって。走り出そう あの街へ」

 夕暮れ時、秦野駅から南へおよそ2km、標高190mの渋沢丘陵・今泉の高台を登った。振り返ると、駅中心のビル群が立体的に浮かび上がっていた。自分が帰るべき道を示してくれるかのように、心強かった。

 「ラジオのボリュームあげて 人目を気にして 昔みたいに 話が途切れたらキスして」

 静寂に包まれた中、一人だと心細くなる。ラジオのボリュームをあげると、仮想的に人のいる空間を作り出す。クリアに写る秦野の町に思いを寄せた。

                         <Bメロ終わり>

写真=19時14分         写真=19時19分
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雲がとれて真っ青だった空は、刻々と深みを増し、藍色になる。農地に温かみを添えるアジサイの表情も変化した。マジックアワーの始まりは、ピンクと青の色合いがくっきり写った。次第に空色に溶け込み、やがて影になる。シルエット状に浮かぶ丹沢の峰々の下、明かりがきらめく。盆地から丘陵地、山岳地帯まで跨り、植栽活動に力を入れる秦野市ならではの夜景だった。

写真=19時23分           写真=5月18日19時9分
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第4章 6月22日 フィナーレ。アジサイのライトアップ、Cメロのサビの歌詞 上半期の旅を振り返る。

午前中、先週にも訪れた座間市谷戸山公園へ、オオタカの様子を見に行った。園内の散策路から、遠くの木の上に、すり鉢状の巣がかけられていた。2羽の白い産毛をまとった雛鳥鳥が顔を出した。目はしっかり見開き、嘴も鉤型に曲がり、いかにも空の王者の風格が漂っていた。
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 アジサイの方は空梅雨の影響により、花びらが痛み始めていた。その次に訪れた厚木市七沢森林公園は、日陰の部分に表面が綺麗な株が残っていた。
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昼時は、弘法山公園をハイキングする。植栽に力を入れたことで、ハイキングコースとなる尾根沿いはアジサイ並木と化す。

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綿羊の里を降りて、住宅街に面した加茂神社は、樹木に覆われた中、白色と水色のアジサイが、参拝客を出迎えた。ひっそりとした空間において、風が吹くたびに、汗が蒸発するほど、爽快感に浸る。アジサイの花を観察するうち、清々しい気分になった。

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 秦野駅の南口から徒歩5分、今泉名水桜公園で小休憩して、今年初となる戸川公園のアジサイライトアップで旅を締めくくる。
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 容赦ない日差しで、痛んでいる株も確かに多かった。表面がきれいな株を見つけ、風のつり橋を背景に撮影する。

 Cメロのサビの歌詞(Aメロと一致)

「見つめていたいね 出逢った頃を そのまなざしにドキドキしてた」

 アジサイの片面に光は当たるものの、その裏は影になる。主役は、LEDランプが点灯した風のつり橋だった。青みを帯びた空の下、主塔部分の白い壁面が、大理石さながら光を透過する。

 写真=19時19分
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 角度を変えて、橋の全体像を眺めると、異なる印象に見える。

日暮れ時、格式と気品を備えた優雅なデザインが引き立つ。片面にライトが当たったアジサイとコラボレートすると、ボリューム感が増す。暗闇に包まれた中、光のショーの醍醐味を味わえた。

「見つめていたいね あの優しさを 今しか出来ない事を 今 感じるままに」

 写真=19時29分          写真=19時34分
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 風のつり橋は、標高1000m級の丹沢の峰々に負けないほど、凛と聳え立つ。LED電球に装飾された夜間は、より存在感を放っていた。威厳のある姿は、傷つきやすい人の繊細な心に活力を与えてくれた。
                               <歌詞終わり>

 ここで上半期の旅12回分を振り返る。

第1回目 1月26日(日)https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1989376677&owner_id=32437106

写真=上記の日記より 伊勢原市大山の阿不利神社下社から夜景
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第2回目、第3回目 2月23日(日)2月24日(月・祝)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1989514440&owner_id=32437106

第4回目 第5回目 3月9日(日)、3月23日(日)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1989709565&owner_id=32437106

写真=上記の日記より 3月23日秦野市役所前からダイヤモンド富士
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第6回目 4月5日(土)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1989803449&owner_id=32437106

第7回目、第8回目 4月20日(日)4月27日(日)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1989891124&owner_id=32437106

 写真=4月27日(日)松田町コキアの里より
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秦野市は、四季豊かな光景が広がる。坂井泉水は、小学校4年時の1976年からデビュー後の1996年まで、20年に渡り過ごした。野に咲く花をスケッチし、日々の出来事をノートに記録した。1991年にデビューし、ブレイク後出身地を公開している。彼女の歌詞を読みながら、秦野市内の風景を重ね合わせると、より理解が深まる。
上半期12回に渡った旅を通して、些細な変化が見えてきた。空梅雨に見舞われ、水不足が懸念される中、一年の残り半分、2025年の下半期が始まる。

 写真=1996年頃の坂井泉水 掲載元 Xユーザー 字很醜 2020年3月22日付
https://x.com/illsidra/status/1241549010772451328
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