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2021年07月31日20:20

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ごみ溜めの犬

を読んだ。ローバート・キャンベル著。東江一紀訳。
 1980年代のシカゴ。
27地区の民主党員班長であるジェームズ・フラナリーは、ガスの検針の他、地区住民の便利屋のような日々を送っていた。そうして民主党への票を増やすわけである。
ある日堕胎診察所が爆破され、知り合いの老女と堕胎手術を受けようとしていた少女が亡くなった。
ジェームズは現場で知り合った看護婦に一目惚れしたり、親父の意見を聞いたりしつつ、爆破の犯人を突き止めようとするが・・・。
 まず誰からも愛される民主党員班長という存在が興味深い。ある意味小説の主人公として申し分のない設定。クトゥルフの呼び声の探索者とかにもピッタリ(笑)
そんな立場ならではの「僕みたいなちびすけがあなたの靴の上に乗る。あなたは突き飛ばさないまでも、押しのけなければならなくなる。僕は乱暴されたとわめきながら地面に倒れる。善良な市民を助けようと、警察が駆けつける」と言ったような、世にもしょぼい脅し(笑)とか見どころも多い。
また親父とすごく仲がいいのも興味深い。
毎週水曜の夜には親父と2人で仲良くレストランで食事し、親父の警告や意見を実に素直に聞く。
こういうのってボンボンの息子という設定意外では日本で見たことがないと思うのだが、すごく羨ましい。やっぱり頼りになる親父はかっこいい。
ちうわけでちょっと変わったハードボイルド(?)ミステリー(?)で面白かった。
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