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2026年10月04日06:48

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オンステのモティベーション(8394)

金沢メンネルコールの正規団員だった30代の頃、定期演奏会に一度だけ、練習不足のままオンステしたことがある。何を歌ったのかは覚えていない。ただ、楽譜を持っていても歌えない。そんな状態だった。コンサートが終わると、打ち上げにも出ず、そのまま帰った。情けなかったし、今でも「あんな状態なら、最初からオンステしなければよかった」と思う。練習不足でオンステして後悔したのは、それ一度きりである。

その後、退団して大阪のなにわコラリアーズに通った。難しい曲が多く、歌えなくて叱責されたり、呆れられたりしたこともある。しかし、自分としては練習が足りなかったという感覚はない。単純に自分が下手だった。要求される水準に達していなかったのである。だから、苦労はしたが、30代の時のような「出なければよかった」という後悔とは違う。

金沢メンネルコールにオープン参加として復帰して、3年目になる。以前はベースだったが、今はバリトン。春から練習に参加しているが、どうもパートの参加者が少ない。ダブルカルテットくらいのアンサンブルなら、それはそれで面白い。しかし、全体の人数がそこそこ揃っていても、バリトンが2人しかいないとなると厳しい。もちろん曲は歌える。だが、パートの声がまとまらないので、どうもアンサンブルをしているという気になれない。

オープン参加を含めれば、バリトンはおそらく6人くらいいるはずだ。もうそろそろ揃うのではないかと思っていた。しかし、コンサートまで1か月になっても、練習に来るのは2、3人。病気など体調の問題があるらしく、欠席の連絡も流れてくる。事情があるのは分かる。分かるのだが、連絡を読むたびに「ああ、また2人か」となる。

昨日は千原の練習が先で、後半はバーバーショップの練習になると指揮者からメールが来た。バーバーショップには出ないので、自分は前半だけである。メールを見て、少し考えた。

金曜日は午前と夕方に混声の練習があった。日曜日は七尾で本番。ここで無理をして練習に出るより、モティベーションを維持するためには休んだ方がいい。そう考えて、昨日(土曜日)は一日、畑で作業をした。

モティベーションということで言えば、「森の歌」についても、自分の中では二つ決めていることがある。

一つは、明日(月曜日)の練習でピアニストがいなければ帰ること。春の第九でも、月曜日に何度か追加練習が入ったが、ピアニストはいなかった。それでも出た。だが、今回はピアニストがいなければ帰る。この時期にアカペラでやっても意味がない。

もう一つは、ステージでの並びである。ほとんど練習に出ていないメンバーの後ろになるなら、たとえ本番直前であっても辞める。オンステを辞退する。そんな連中に、自分の声でバックアップはしない。そこまでして出る義理はない。

30代の頃、練習不足のままオンステして、終演後に一人で帰った。あの時の「出なければよかった」という感覚は、今でも残っている。だから今回は、少しくらい極端でもいいと思っている。これくらい自分の中で線を引いておかないと、また同じように「出なければよかった」と後悔することになる。
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