監督いまおかしんじ。
日大藝術学部の授業課題として提出された梅木陽一による原案をもとに谷口恒平が脚本を執筆。
美容師の佐伯美帆(桜井日奈子)は、近頃、同僚の美容師と言い争いしたりして職場の雰囲気は良くない。
また、アパートで同棲中の恋人の将吾(平井亜門)ともケンカして、彼は出ていってしまった。
その後、彼はアパートの部屋の前に戻ってきて謝罪したが、追い返した。
そんな公私共にストレスが溜まり、孤独を感じていたある日、彼女は夜に帰宅途中、長くて急な石の階段を踏み外して転落。
しばらくして気がつくと、目の前に黒い服を着たサクマと名乗る男(日穏)がいた。
彼は死神で、どうやら美帆は階段から落ちて死亡してしまったらしい。
美帆はサクマに連れられて、「冥供愛富(メイクアップ)」という名前の古びた怪しい理容室に辿り着く。
その理容室は、死者があの世に旅立つ前、理容により最期のお色直しをする場所だった。理容師は死神が担当。そしてこの世の最後に、現世にいる家族や恋人などの大切な人に、別れを告げるために会うチャンスが与えられる。
…と、そこまでの死神サクマからの説明が終わった時点で、重大な勘違いが発覚!
実は美帆が死ぬのは、5日後のはずだった!
サクマは新米の死神なもので、やらかしてしまったのだ。
美帆は、想像を越えた状況に頭が大混乱するが、もともとプロの美容師であるため、成り行きで残りの5日間、死神理容「冥供愛富」で、その美容師スキルを活かして働くことになる。
また、彼女は死神サクマと共に、あの世に旅立つさまざまな人の、この世の大切な人との別れのシーンにも立ち会う事に。
そして、美帆があの世に旅立つ日も次第に近付いてくる…
設定においてユーモアな要素はありますが、大切な人との人生の別れを中心テーマにした、感動のヒューマンドラマ。観ていて思わず貰い泣きするシーンもありました。
誰しも全く後悔のない人生はありませんが、なるべく後悔のないように、この世に悔いを残すことの無いように、生きて行きたいものです。
本作はフォーラム仙台では1日1回だけの上映。
観に行くと決めた日の朝、娘が「具合悪い、熱がある」と言い出す。掛かり付けの病院での発熱外来は要事前電話予約で午後3時からで、僕が車で病院まで送って行かなくてはならないが、これは本作の上映時間と丸かぶり。今日を逃したら、もうこの映画は諦めるしかない。
そこで本作の代わりに午前中に上映の「カウント・ベイシー」のドキュメンタリー映画を観に行くと決め、出掛ける準備をしつつ、娘に「早く病院に予約電話を入れよ」と指示し、娘が病院に電話をして症状を話したところ…
病院から「すぐ来れますか」との回答があり、直ちに車で病院へ行くことになった。
診察の結果、単なる胃腸炎による発熱で処方箋が出ておしまい、安堵。
結果、予定どおり本作「死神バーバー」を観ることができました。
きっと僕はこの映画と巡り合う運命だったのでしょう。
良い作品ですので、お勧めです。
貴方が本作と巡り合う運命にあるならば、いつか必ず観ることができる…でしょう。
(完)
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