をキンドルで読んだ。木城ゆきと著
地雷原を生き残ったエーリカと陽子は、孤児として医者のフィンチに拾われてマミアナという小さな町の孤児院に引き取られる。しかし町には突如軍隊が襲撃して町民を皆殺しに・・・。
ZOTT(森羅天頂武闘会)から3年後、火星の地に降り立ったガリィはエーリカと再会するが戦闘になる。
しかしガリィにはエーリカと戦う理由が無い。なぜならガリィはエーリカを200年前に殺しているのだ・・・。
ちうわけで銃夢シリーズ完結編としてガリィの幼少時代の過去編と、現在(ZOTTから3年後)がクロスオーバーして展開する本作だが、読んでいてもわかるのだが過去編に力が入りすぎて収拾がつかなくなってきたのか、全11巻で一旦終了し、2026年の春から改めて過去編の続編シリーズが再開するということになったようだ。
それはいいのだが、その結果最も先の展開が気になる現代編の続きがいつ読めるのか見当もつかないという状況になっているのは辛い(汗)
しかし過去編に力が入るのも頷ける内容で、まず絵柄はアメコミテイストも取り入れて味わいを増し(途中ではさまる番外編では楳図かずおテイストも/笑)、その展開はこれまた今までにない斬新なものになっている。
なによりも見事なのが少女時代のエーリカのキャラクター造形で、その幼少時の体験からガリィとの出会いと彼女への保護欲、さらなる状況からどんどん成長していく「悪」の能力がまさにこれまでにない魅力的なキャラクターを形作っている。
オペラ座の怪人的な存在のバロン・ムスターのキャラクターとその過去から現在に至る経緯もとんでもないもので、そこにあんまりすぎるガリィの出生の秘密もさらっと絡んできたり。ムスターの妹の顛末に至っては手塚治虫テイストに(笑)
ちうわけでこれまでにも増して様々な要素をぶち込んできて全く予想できないシリーズで、次作の展開も楽しみではあるが、なんだか最早完結までたどり着けるかどうかの方が気になる「ガイバー状態」になってしまった感が・・・(汗)
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