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2025年06月29日07:59

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マップス ネクストシート(全15巻)

キンドル版を昨日読んだ。長谷川裕一著
 2007年初頭、何の変哲もない高校生麻生河七勇太、友人の金子、姉の京とともに下校中、奇妙な少女から自分と引き換えに水をくださいと言われる。少女の背後には得体のしれない怪物が・・・。
七勇太のものとなった少女ミュズは、銀河最強の宇宙船ネクシート号の舵輪であり、黄金の地図ネクストシートそのものであり、その地図は滅ぼされたはずのある存在につながるものだった・・・。

 マップスの続編。前作が1985〜1994年に執筆されているので、13年ぶりということになる。
この年月を経て著者の元々ものすごかったストーリーテリング能力が更に大きく進化しており、それがあらゆるところに行き届いている。
 まず本作は2007年のなんの変哲もない日本から始まるのだが、その時点で前作とつながっていない。なぜなら前作では世界はすでに銀河連合軍と伝承族との一大決戦を経験しており、2007年には宇宙人もうろうろしている世界になっているはずなのだ。
全然関係ない世界の話なのかと思わせるも、最初にミュズの背後にいた怪物は前作で龍の戦士ダード・ライ・ラグンを作り出したライ族だしで、確かに世界はつながっていると認識させる。
つまり冒頭の世界設定からすでにミステリーになっているのである。
 その後前作のキャラクターも続々と登場してくるのだが、これまた時間の経過をうまくとりこんでおり、泣かせる設定多数。
特にデニーの現在の船長である「有能社員A」が・・・これあの赤ちゃんやん(汗)
メチャ泣ける(汗)
 そして本作の白眉が、さまよえる狩人のリーダー「白銀の支配者」で、なにしろ身長200mを超える美女というぱっと見諸星大二郎作品みたいなビジュアルなのだが、この謎の存在の秘密がもう泣けて泣けて(汗)
 ほんとに長谷川裕一は底が知れない。
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