を読んだ。東野圭吾著。
球技大会は命がけ
非常にガラの悪い地元の公立中学に入学した著者が球技大会のバスケットに参加することになる。
当時の不良の描写がまさに昭和のそれで、いろいろと懐かしい。
中1だった頃には中3のガラの悪い連中はどう見てもおっさんとしか思われなかったのだが、あの視覚効果の謎を解きたい(笑)
消えたクラスメイト
中学3年の1学期にはいたはずの女生徒が2学期には消えていたが、誰も彼女のことをまともに覚えていない。
しかしその謎は著者が高校に入学した直後に解ける。
席が不定で出席さえ取らないクラスというのが凄まじい。
当時の中学のひどいところの荒れようは想像以上である。
「したことある者、手を挙げてみい」
ラグビー部顧問のT教諭の質問に、おずおずと手を挙げる生徒たち。もちろん中には見栄で挙げている者も。
おっしゃる通り中学男子の頭の中はそれしか入っていない(笑)
化夢宇留仁は超奥手だったので、色々と人生を損してきたとあとで思ったのを思い出した(笑)
剃り込み入れてイエスタディ
麻雀に入れ込む中学3年生。レートは超低いがそれでも金が足りず、ビートルズのLPが貨幣のように流通していたのが面白い。
ちなみにここに登場する最低レート(1000点10円。いわゆるテンイチ)だが、化夢宇留仁が学生の頃にやっていたときもお主にこのレートだった(笑)
その代わり詳細な記録をつけて番付表みたいなのまで作っていたが(笑)
ワルもふつうもそれなりに
ミュンヘンオリンピックのバレーボールで金メダルを取った選手が著者の中学校の卒業生だった。
すると当然スポーツ推薦枠が無敵に(笑)なり、どんなバカでも高校入学が可能に。
あまりにも簡単過ぎる試験問題もすごかったが、後半の「地元」と「時間の流れ」の集約のようなエピソードが印象的だった。
油断もスキもない
子供相手に詐欺商売でガラクタを売りつけていた大人たちがわんさかいた大阪。
そして大人になってもまだ油断はできない。
学校の前で自転車の荷台をパカッと開けて詐欺商売をするような人間はおそらく絶滅してしまったのだろう。
少し残念(笑)
つぶら屋のゴジラ
ゴジラで盛り上がった怪獣熱とその終焉。
いきなり延々とゴジラシリーズの説明が始まって面食らった。
著者は化夢宇留仁より約10歳ほど歳上なので、確かにそのへんの黎明期直撃で盛り上がり方がすごかったようだ。
「ペギラごっこ」と「ジミラやぞー」
ゴジラに続いて今度はテレビ特撮番組の話。
主にウルトラQからウルトラマンまで。
そりゃあ子供の頃にウルトラQをリアルタイムでテレビで体験したら魂に刷り込まれるわ(笑)
俺のセブンを返せ
そしてウルトラセブンの話(笑)
著者はなかなか大人びた子どもだったらしく、シリーズではウルトラセブンが一番好きらしい。
ウルトラセブンは子どもの人気はイマイチで、化夢宇留仁のようなあとの世代で盛り上がったのかと思っていた。
それにしても特撮関係で3エピソードも費やすとは意外だった(笑)
ちうかこのへん知らない人にはチンプンカンプンなのでは(笑)
更衣室は秘密がいっぱい
著者の通う高校は、学生紛争の末に日本で始めて制服着用の義務をなくした学校だったらしい。
しかし制服を着なくてもいいというのは、別の苦労を生み、それは男子生徒よりも女子生徒に顕著だった。
そして彼女たちが更衣室で着替えをすれば、当然男子生徒はそれを覗くのである(笑)
思えば制服というものは、義務教育の環境においては給食と同じく非常に素晴らしいシステムである。
というのはおいといて(笑)、思えば昭和はセクハラという概念の無い素晴らしい世界だった(笑)
あまりにも普通に存在するので、被害者の方も逆に大したダメージを負わないのだ。
化夢宇留仁も中学の頃背の高い女生徒のスカートをめくったら想像以上に色っぽいものが出てきてびっくりしたのを覚えている(笑)
幻の胡蝶蹴り
ブルース・リーブームの話。
これも直撃世代ならではの内容。
化夢宇留仁が物心ついたときにはもう死んでた(汗)
僕のことではない
小遣いをもらえないのにゲームセンターに入り浸る著者ではない誰か(笑)
更には女の子とのデートというどうしても金が必要な状況を体験し、犯罪に手を染めるように・・・。
化夢宇留仁も昔1度だけまわりにそそのかされて万引きというのをしたことがある。
そこは昔からお世話になっていたおじいちゃんとおばあちゃんがやっているスーパーと駄菓子屋の狭間みたいな店で、そこでおかしを1つ盗んだのだ。
ものすごく易々と成功したが、そのあとものすごい罪の意識に苦しめられた。
ちうか今でも思い出すと切なくなる。
というのを思い出すきっかけになる内容だった(笑)
読ませる楽しみ 読まされる苦しみ
著者の親がなんとか息子に本好きになってもらおうとあの手この手を駆使するがどれもこれも裏目に出て、どんどん本が嫌いになっていく著者(笑)
しかしある日ミステリー小説の面白さに目覚め、自分でも書いてみるのだが・・・。
なんとなく感じていた著者の文章への愛の無さの理由がわかったような気がした。
何かが違う
スキーへのあこがれと、実践における現実。
とにかく金がギリギリを下回った状態でもどんどん実行に移すのが当時の学生っぽく、そういうところをちょっと懐かしく感じた。
とりあえず生きて帰れてよかった(笑)
やっぱり門は狭かった
計画的な姪の進学と、著者の大学受験の顛末。
学校の対応がすごい。今なら訴えられそう。
しかし筋の通った対応だとも思う(笑)
あこがれの慶応ボーイやでえ
あえなく浪人となった著者が予備校で自分の立ち位置を認識し、にも関わらず慶応大学を受験して受かるかもしれないと思ったりする。
一般的な高校生の大学受験の様子として興味深く読んだ。
一般的ではないという意見もあるかもしれないが、高校落ちこぼれで芸大に行った化夢宇留仁からすると十分一般的に見えた。
あの頃ぼくらは巨匠だった
高校の文化祭向けに映画を2回作る話。
化夢宇留仁は高校のときに映画同好会で世話になって芸大に進むことになったということもあり、色々と懐かしく感じた。
そういえば同好会にいた子が可愛くて色っぽかったなあ(笑)
残飯製造工場
関西で豚の餌に事欠かないのは大量の残飯が安定して供給されるからである。
その出所では究極的に不味い給食が・・・。
今流行りの民官がつるんで裏金を儲けているパターンに酷似している。
弱い立場の人々(ここでは小学生)がつけを払わされているのも同じ。
これは著者の想像が的中していると思う。
ちなみに化夢宇留仁の小学校時代は幸い美味しい給食にありついていた。
嗚呼、花の体育会系
合格発表を見たその場でボート部に勧誘される著者。その後もあの手この手で様々な部から加入を受けるが、汚らしい体育会系じゃなさそうということで著者の選んだのはアーチェリー部だった。
しかしやっぱり体育会系なのだった(笑)
剣道部の件で化夢宇留仁もあの胴着の汚らしさに辟易したのを思い出した。
化夢宇留仁の高校では柔道か剣道のどちらかを選択せねばならず、柔道は怪我をしそうで怖かったので剣道を選んだのだが、その汚らしさでほんとに後悔したのだ(笑)
芸のない奴、ゲロを出せ
アーチェリー部の新歓コンパ。
いかにもな内容。化夢宇留仁は運動部ではなく学生アパートで似たような目にあった。
ちうかもっと酷い目にあった(汗)
それにしても「流し素麺式ビール飲み」がどういうものかを知りたい(笑)
似非理系人間の悲哀
著者がそこまで入れ込んでいないのにその道に進んでしまった結果の苦労。
化夢宇留仁は前は理系の人はほんとに頭のいい人ばかりだと思っていたのだが、今の会社に入ってから以外にそうでもないということに気づいてどういうことかと首をひねっていたのだが、その理由がわかった(笑)
恋に恋する合コン魔
合コンに挑み、そのあと成果欲しさに適当にアタックする(笑)
この分野は化夢宇留仁には全く経験がないので全然懐かしさを感じなかった(笑)
恒例の儀式
夏休みのアーチェリー部の合宿。
最後にリベンジの儀式が。
こういう恒例はなんだか微笑ましくてよろしい(笑)
アホは果てしなく
就職活動において自分の立ち位置を再認識する著者。
化夢宇留仁はまともに大学を卒業さえできなかったので、新卒採用に対する就職活動というものをしたことがないのでピンとは来なかったが、逆に今採用する側の立場から思うところがあった。
前から言っているのだが、うちを選んだ理由を聞くのは時間の無駄だと思う(笑)
ちうわけでミステリー作家の若い頃の思い出を綴ったエッセイという感じだが、正直なところタイトルから想像するほどアホとは思えなかった。
なんというか・・・普通?
しかしこれは化夢宇留仁が普通よりアホだったのでそう見えるだけかもしれない(汗)
このへんを判断できなくてドキドキするところがこういう話の醍醐味かもしれない(笑)
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