を読んだ。横溝正史著
死仮面
八つ墓村の事件を解決した金田一耕助が寄り道して磯川警部に会ったところ、警部はこれ幸いと奇妙な手記を見せてきた。
それはある彫刻家によるもので、彼が3ヶ月ほど転がり込んできた女と過ごし、女が死に、そのデスマスクを作ってある住所に送ったというものだった。
そしてマーケットの奥にある美術店を兼ねた住居では女の腐乱死体が見つかっていた。
警察が調べた結果、デスマスクの送り先は参議院議員かつ名門女子学園の経営者の住所だった・・・。
とりあえず陰惨エログロな雰囲気で女子学園が舞台になったりする上に仮面ということで、ものすごく江戸川乱歩っぽい(笑)
またミステリーとしての作りもものすごく大雑把で、そこもちょっと乱歩っぽいと感じた(笑)
ちうか計画があまりにも回りくどくてどうなのかというところはまあ許容範囲としても(笑)、あまりにもずさん過ぎる。
化夢宇留仁は真相を予想できていたのだが、途中のある過程があまりにも無謀すぎるのでその案は捨てていたのに、やっぱり予想通りな上にその無謀な部分は真相を語るところでは触れられもしないのだ(汗)
おまえはルパン三世かと思った(笑)
上海氏の蒐集品
復員はしたものの記憶を失っていた上海氏は、武蔵野の雑木林近くで画家として暮らしていたが、ほとんどの時間をぼんやりとして過ごしていた。
そんな彼となんとなく仲良くなった中学生の少女亜紀と草原に座って話をするのが楽しみの1つになっていた上海氏だが、数年後亜紀が工事現場の監督と関係を持っていると知り・・・。
ミステリーのつもりで読んでいたら全然そんな感じにならず、どういうジャンルなのかと首をかしげていたら死人が出て、やっぱりミステリーかと思いきややっぱり全然違うという微妙な読書になった(笑)
読後感もいいのか悪いのかなんとも微妙なストーリーとオチ。
解説を読んでびっくりしたのだが、表題作の「死仮面」も、「夜の闇の中へ」のように著者以外の人物(中島河太郎氏)によって補綴されたものだった。
というのも雑誌連載だったのだがその第4回がほうぼう手を尽くしても見つからず、仕方なくそうしたのだった。
そこで化夢宇留仁が思ったのは当時(昭和59年?)はいざ知らず、ネットの発達した現代に至るまで掲載誌が見つからないなんてことはなかろうということだった。
そこでネットで検索してみると・・・・案の定春陽文庫から発見された第4回を収録したオリジナル版が出ているでないの(汗)
ああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ポチッ(汗)
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