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2024年10月18日19:24

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宇宙の海賊島

を読んだ。A・バートラム・チャンドラー著/中上守訳
 辺境快速海運に勤めるジョージら4人は、エルシノアという惑星での荷揚げ人夫のストライキによってフォーティンブラス港に足止めされる羽目に。
ところが4人のうちの1人アランが宝くじを当て、更に現在は使われていないはずのエーレンハフト駆動で航行する宇宙船が不時着するという珍事に見舞われることで、彼らの運命は大きく変化する。
アランがエーレンハフト船を買い取り、4人で自由貿易をしながら愛する妻の待つ故郷に帰るというアイデアを思いついたのだ。
しかしその航海は予定していたものとは異なるものになり・・・。

 銀河辺境シリーズを読み終わろうとしていた時に佐藤痴庵(改)さんに教えてもらって存在を知った本書を、はっきり言って外伝のあまりの内容の酷さに辟易していたところだったのだが、ここまで読んできて翻訳されている同シリーズ(というか同一世界を舞台にした作品)を読まないのは片手落ちだという気がして嫌々買った(笑)
しかしなんと驚いたことに面白かった(笑)
著者の長編デビュー作だそうで、内容や雰囲気も初期の銀河辺境シリーズに通じるところがある。
行き当たりばったりの登場人物たちに、助けてくれる裸の美女など(笑)
 展開としては最初は無理やり少人数でポンコツ宇宙船を買い取り、交易品も購入して出発・・と、まさにトラベラーそのまんまで、そこからは「さまよえる宇宙船」や「21エモン」の後半みたいな趣に。
この著者のことなのでもちろんSFらしいセンス・オブ・ワンダー的なものは皆無だが、まさに古き良き宇宙SFという感じで楽しい。
最後の方のキャラクターの粗末な扱いとか、やっぱり滅茶苦茶やのうと思わされるところもあるが、少なくとも銀河辺境シリーズ外伝とは比べ物にならないくらい楽しめた。
 ちうかタイトルが全然内容を表していないが(汗)、当時はこんな感じの勇ましいタイトルをつけないと売れないと判断されたのだろう。
ちなみに原題直訳は「失われた世界でのランデブー」である。
化夢宇留仁がタイトルをつけるなら「宇宙をさまよえるおっさん達」かな(笑)
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