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2023年11月12日20:32

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ザ・ファブル

を観た。江口カン監督
 原作を読んだら映像を観るシリーズ。
ファブルと呼ばれる伝説の殺し屋「佐藤明」は、ボスから妹役の「洋子」と共に大阪で1年間誰も殺さずに平和に暮らすという指令を受ける。
彼らが住むのは彼らの組織とつながりがある大阪の暴力団真黒組の持ち家だった。
組長から彼らに関わるなと命令された若頭海老原だったが、殺し屋を信用できない彼は探りを入れ、殺す予定だった男を明に殺させようとする。
一方明は近所の小さなデザイン事務所「オクトパス」で時給800円で働き始めるが・・・。

 マンガの映像化は小説よりもハードルが高い。
なぜなら漫画の方が映像に近く、そこに読者の想像力まで加味されるので無敵なのだ。
しかしそれを加味してもこの映画は褒められたものではなかった。
 冒頭ファブルの知覚を映像化するのに、白い変な紐みたいなのと文字を客観視点で表示した時点で危険信号。全然殺し屋の知覚らしくないしロボットみたいで興ざめ。しかもその紐みたいなのがうねるように動いているのだ。
せめて殺し屋の知覚を表現するのなら一人称視点で一瞬にして注目すべきポイントのみピントが合うとか、それっぽいやり方もあったと思う。
 脚本はまあまあ。映画になったらカットされるだろうと予想していたところも頑張ってシーンに組み込んでいて、苦労が伝わってくる。
 「殺しの天才」の見せ方は、上記の知覚の映像化も含め、ラストの戦闘シーンも全てダメダメ。あんなのでは「殺しの秀才」くらいだろう。むしろ敵の殺し屋の方が天才っぽかった(汗)
 一番駄目なのが演技(汗)
特に小島役の柳楽優弥の演技が酷く、監督の演出意図も相まって原作にあった凄みは消え失せ、単なるキチガイに(汗)
彼意外も基本的に若手男性の演技はどれも学芸会のようで観るに耐えなかった。
これは全員無理やり関西弁をしゃべっているのも影響しているだろう。
 とりあえず原作が面白く、そのエッセンスは入っているので何も知らずに観れば面白いと感じるかもしれないが、映画としての完成度はマジで学芸会だと思った。
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