mixiユーザー(id:462499)

2023年09月26日19:16

59 view

エルリック・サーガ8 薔薇の復讐

マイクル・ムアコック著/井辻朱美訳
 エルリックが新王国をさまよい、タネローンさえあとにしてさまよっていた頃、おそらくザロジニアと出会う少し前。
傭兵家業の末に仲良くなった女伯爵のところにしばらく身を寄せていたエルリックだが、別れを告げてまたさまよう。
そこに突然現れたのはメルニボネに眠っているはずの竜の1頭だった。
その竜「傷鼻」はエルリックを乗せて飛び立つが、たどり着いたのは1万年も過去のメルニボネであり、そこにはエルリックの父サドリック86世が待っていた・・・。

 ここまでがプロローグという感じで、その後なかなか想像を絶する展開に突入していく。
新たな登場人物も山ほど出てくるし、移り変わる舞台も目をむくような異郷。
しかし化夢宇留仁が読んだ中では最も普通のファンタジーっぽい作品という印象だった。
登場人物たちがビジュアル的にも面白くて皆なかなか魅力的だし、上記の通りその舞台の異郷ぶりも凄まじい。ちうかあれは絶対にジプシーじゃない(笑)
その分なんだかエルリックの存在感が全体的に希薄で、むしろ「薔薇」の方が主役と言ってもよさそう。
前巻もまあそんな感じだったが、今回はますます脳天気な感じも強まり、あの悲惨さしか存在しないような作品世界はどこに行ったのかと不思議な気持ちになった。
特にラストの爽やかさは一体どうしたことか(笑)
 しかしなんだかんだでとても濃い内容で、最初から最後まで楽しめた。
これはこれであり・・・だが、エルリックシリーズでやらなくてもいいのではと思った。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年09月>
日 月 火 水 木 金 土
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

最近の日記

もっと見る