mixiユーザー(id:462499)

2023年02月16日22:02

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時空監視官出動!

を読んだ。
マイクル・マッコーラム著/野田昌宏訳
 UFO追跡クラブの会合で足らなくなったビールの買い出しを押し付けられたダンカン・マケルロイは、突然ネアンデルタール人そっくりの人物に襲われ、やがて無数の時空の関わる戦争に巻き込まれる羽目に。
数々の時空を行き来する内にそれは偶然ではなく、自分が未来において大きな役割を演じるのだと知り・・・。

 面白かった。
内容的には直球ジュブナイルと言えるもので、最初T.P.ぼんとターミネーターを足したような展開に不安を感じたが、その後様々な要素で予想を上回って楽しんで読めた。
 まずいきなり文章とは関係ないが、加藤雅基氏のイラストが素晴らしい。
特にいいのは本文中のモノクロイラストで、日本人でこういうタッチでここまでいい感じのイラストはあまり観た覚えがない。
ただし・・・キャラクターは全部日本人にしか見えないのが残念(笑)
 で、本文だが、まず予想をふっとばす展開が面白い。
事件に巻き込まれて時空監視官になり、中世風の世界へ行く・・・まではいかにもな展開と言えるが、次の話ではいきなり月面上で防衛基地を建設していたりする(笑)
そしてそういうエピソードの間に時間がばんばん過ぎていってテンポが非常にいい。
上記中世風世界と月面基地のエピソードの間にはさくっと2年が経過しているのだ。
今でこそ2年?ふ〜〜〜んという感じだが(笑)、これが中学生の頃に読んでいたら2年経過と書かれただけで想像できない未知の世界が開けていると思う。
 そして異世界お約束のモテモテ展開(笑)
上記にある通り主人公は飲み会の買い出しを押し付けられるようないけてない感じの青年なのだが、本編が始まってからは次々に美女が現れてはことごとくラブラブに(笑)
 ちうわけでまさに定番的な設定に過激な展開とテンポのよさをぶちこんでおり、中学の頃に読んだら夢中になっただろうと思わされる内容だった。
また終わり方が、実は全然終わってないんだけど(笑)未来への展望を思わせる語り口がこれまたいい感じ。
 しかし本書の一般的評価は高いとは言い難いようで、あろうことか本書の解説もこれはいけてない本ですという雰囲気である(汗)
いやいやそんなことはない。
ただ・・・この内容にして、書かれた時代が1979〜1982年というのは化夢宇留仁も致命的かと思う。
あまりにも遅すぎるのだ。
今読む分には60年代も7〜80年代も同じようなものだが、当時リアルタイムで読んでいたら、そのありきたり感は圧倒的だったと想像できる(笑)
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