を読んだ。草上仁著。
詐欺師のショウは、師匠のピークとともに無価値の小惑星を売りつける詐欺に成功する。
しかしピークはショウを裏切り、儲けを独り占めした上にショウを警察に付き出そうとしていた。
危ないところで脱出したショウだったが、目的地の選択ができるわけもなく、着いたところは辺境の惑星ヴィトゲンシュタイン王国だった。
そこは非常に変わったもの「犯罪」に価値を見出している世界で、ショウはその「輸出」に手を貸す羽目になり・・・。
SFコン・ゲーム小説。
詐欺師であるショウをリーダーに、スリ、暴行、色仕掛け、バックアップにハッカーのチームで、ある国の依頼でそこの資産家の財産を没収する任務につく。
草上仁という作家から思い浮かぶのは「安心感」という言葉である。
人生を変えるほどの感動は無いが、必ず面白い。
本作もその例に漏れず、実に多様な知識を活用しつつ、最初から最後までブレずにず〜〜〜〜っと面白い。
とにかく理論的な頭脳がそうさせるのだと思うが、この石を削ったら本来そうあるべきだった彫刻が現れるみたいな完成度による安心感は他では得難い。
著者としてはそこを歯がゆく思っているのではないかとも思うが、読者としてはそこが魅力なのでこの調子でまだまだ頑張ってほしい。
コン・ゲームに安心感というのは致命的な気がしないでもないが(笑)
ちょっと残念だったのは表紙とかのイラストが化夢宇留仁の好みではなかったことくらい(汗)
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