を読んだ。
田宮俊作著
現タミヤ会長兼社長視点でのタミヤという会社の歴史と概要といった内容だが、非常に軽くまとめられている。
第一章 木製模型との幸せな出会い
第二章 泣く泣くプラモデル製作に転向する
第三章 プラモデルは金型が命
第四章 取材こそ模型づくりの基本
第五章 とことんやるのがホビーの世界
第六章 山あり谷ありミニ四駆の十八年間
終章 一外国人の見たタミヤ模型-二十一世紀のタミヤ
まず印象的なのは戦時中に低空飛行で侵入したコルセアの3機編隊に遭遇したエピソード。
恐怖の対象でもあり、かつ美しい機体のイメージは田宮少年にグローバルな視点を生み出したのではないかと思う。
そして軌道に乗りかけていた父親の製材工場の全焼。
これはのび太の花火工場を思い出さないではいられない(笑)
プラモデルへの転向を決意するも、全く知識も技術もなく途方に暮れる状況。
これは本当に大変だったと思う。金型が必要な関係上1商品あたりの投資額が半端ない上に、非常に複雑な工程と精密な設計が必要で、わずかでもノウハウを持っているのはライバル会社のみ。
そして第1作は大コケ(汗)
このとき金型を流用したチープなプラモデルでなんとか生きながらえるのだが、その金型がなかったらこの時点でタミヤは消えていただろう(汗)
そして小松崎茂大先生との出会い。
小松崎先生がこんなにもタミヤに深く関わっていたとは知らなかった。
ちうか先生がいなかったらタミヤは・・・(笑)
F1をきっかけにしたホンダとの関わり。
どちらも典型的な職人系会社なので、気が合いそう(笑)
ミニ四駆の山と谷は、この本が出てからやっぱり谷に落ち、三度山が来ているが、最初と比べるとその起伏は緩やかで、タミヤが大ヒットよりも定着を目指している効果が出てきているように思う。
ちうわけでライトな読み応えに対し、内容的にはバラエティー豊かで面白かった。
思えば「世界中から尊敬されている日本の会社」は今やタミヤのみになっているような気がする。
どうかこのまま意思を曲げずに頑張ってほしい。
それとこの文庫版が出てからももう20年以上が経過している。
その後の様子も読んでみたい。
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