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2022年06月09日07:46

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プロテクター

を読んだ。昨日。
ラリイ・ニーヴン著/中上守訳
 小惑星帯行政部第1議長であるニック・ソールが休暇も兼ねた土星環でのモノポール採掘の帰りに、見たこともないような大規模なモノポール源と思われる磁気を感知する。
しかしそれはアウトサイダー(異星人)の宇宙船だった。
人類は初めての異星人とのコンタクトを迎えようとしていたのだ。
 異星人の船に最初に接近したのはベルターのジャック・ブレナンだった。
彼は異星人の奇妙な宇宙船に目を奪われていたが、いきなり異星人が船外に出てきて・・・。

 ノウンスペース・シリーズの長編。
なんというか・・・色々と凄かった(汗)
ちうかニーヴンという人物が如何にひねくれ者かがよく現れているというか。
 上記のあらすじから想像するストーリーとかイメージがあると思う。化夢宇留仁もだいたいそれと同じイメージで読み始め、だいたいイメージ通りに進んでいったのだが、突然「やつら」が現れてストーリーを吹き飛ばす(汗)
「やつら」とは、火星人である(汗)
そもそも火星人は「太陽系辺境空域」で大暴れしていたのだが、あれは本作よりも前の話である。
つまり異星人とのファースト・コンタクトはとっくに済んでいるのだ(笑)
しかしそれには一切触れられない。
ちうかニーヴンの火星人の扱いは、一貫して「おかしな奴ら」であって、それ以上に進まないのだ(笑)
こういうところがニーヴンのひねくれたところでもあり、ノウンスペース・シリーズの特徴でもあるのだとやっと気づいた。
ハードSFであり、スペオペでもあり、社会派でもあり、ジョークでもあり、混沌でもある。
つまりどんな要素もぶち込んでOKの闇鍋みたいな世界なのだ(笑)
それが「太陽系辺境空域」みたいな短編集ならまだしも、本作のような長編でも相容れないと思われる要素(火星人とか・・・)をぶち込んでくるので予想できるはずのない展開が繰り広げられるのだ。
「太陽系辺境空域」でわかっている火星人の情報は以下の通りである。
1.火星の地中に住んでいる。
2.水に触れると爆発する。
3.意思の疎通はしようとしない。またはできない。
4.とにかく槍で襲ってくる。
5.昔は地上で自転車に乗っていた(笑)
以上(笑)
そしてこんな変なやつらが本作ではほとんど説明もなしにいきなり現れてストーリーをぶち壊していくのである(汗)
化夢宇留仁がもし「太陽系辺境空域」を読んでいなかったらその置いてきぼり感は半端なかったものと思われる(笑)
 そしていきなり流れる220年の月日と、いきなり始まるディックの「報酬」と全く同じシチュエーション(汗)
ほんとにニーヴンはひねくれ者で面白い。
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