を読んだ。昨日ゲームマーケットに行くための新幹線で。
E・R・バローズ著/厚木淳訳
デジャー・ソリスが飛行艇の事故で背骨を折る大怪我を負い、意識不明の重体に。
ヘリウムの医師たちはさじを投げ、カーターはヘリウムきっての天才医学者であるラス・サヴァスを探し出すことに。
ところがラス・サヴァスは行方不明となっており、まずは彼の足跡をたどるため、ヴァド・ヴァロのいるデュホールに向かう。
ラス・サラヴァスの弟子であるヴァド・ヴァロであれば手がかりを知っている可能性がある。
ところが飛行艇の自動航法装置に問題があり、気づいた時には航路を大きくずれていた。
カーターと1人だけ同行を許されたヴォル・ダーは最初の目的地をファンダルに変更し、パンサンになりすまして街に入るために飛行艇をかくして徒歩で進んでいるところを、奇妙な怪物に乗った奇怪な人間もどきの集団に襲われる。
彼らは首を切り落とされてさえ死なず、最後は空から網を落とされて2人は捕まってしまう。
彼らが連れてこられた都市には予想していなかった人物が・・・。
バロウズの魅力の1つはクリーチャーが刹那的&能天気&ほがらかな性格(笑)なところで、本作のメインクリーチャー「ホーマッド」はラス・サラヴァスによって決して死なない細胞を操作して生み出されたホムンクルスみたいな奴らで、その姿は人間の形を適当に崩したような感じで、最も気色悪く感じるものなのだが、上記の通り彼らが能天気なのでなんだか全体的に愉快な雰囲気に(笑)
そして勿論仲間になる(笑)
ラス・サラヴァスが出てくるということは彼お得意の脳移植が活用されるわけだが、本作の主人公ヴォル・ダーは一目惚れした女のために思い切った決断を下し、奇妙な冒険を繰り広げる。
このストーリーテリングの冴えもバロウズの特徴の1つで、ほんとに展開が読めないが、主人公は一途な性格というバランス感覚でハラハラさせられる冒険譚に仕上げているのは流石。
前作がもう1つだったので少々心配だったのだが、それを吹き飛ばす快作だった♪
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