を読んだ。
マーサ・ウェルズ著/中原尚哉訳
逃亡テレメトリー
他殺死体と遭遇した警備ユニット。
メンサーの要望もあって警備局とともに捜査を手伝うことになるが、上級警備局員インダーは彼をステーションから追い出したいと思っており、協力する気は無さそうだった。
警備ユニットが被害者が外部の人間の可能性が高いとして港湾区画で宇宙船を片っ端から調べてゆくと、その中に明らかに操船ボットがエラーを起こしている奇妙な船を見つける。
果たして船内では殺人が行われた形跡があった・・・。
弊機こと警備ユニットが探偵役というのは設定や能力からしてぴったりなのはわかりきっているので、安心して楽しめた。
相変わらず物語を追うのよりも文章自体を楽しむのがメインという感じで、そこかしこで笑わせられた。
今回はまさに理想郷と言えるプリザベーション・ステーションと、カイジの世界を大規模にしたような(笑)企業リムの中でも生まれた時から奴隷として設計されていた警備ユニットが感じるカルチャーギャップもクローズアップされている。
例えばある逮捕された犯罪者グループに警備局員が彼らの持つ権利を説明しているのを聞いた警備ユニットの感想は「ずいぶん権利があります。企業リムでステーション警備局に逮捕されていない人間よりも権利が多そうです」である(笑)
ところで前巻でプリザベーションにやってきたもう1人の警備ユニットはどうなったんだっけ?
義務
まだメンサーと出会ってなかった頃の警備ユニットが、採掘場での事故に遭遇する。
基幹システムは動くなと指示しているが、このままだと数十秒後には作業員の1人が黒焦げに・・・。
6ページのみの超短編。
こんなことを長い間やってきたんだろうなあと感慨深い。
ホーム-それは居住施設、有効範囲、生態的地位、あるいは陣地
メンサーは警備ユニットがプリザベーションで暮らせるように前惑星指導者であるイフレイムを説得する。
その間にも警備ユニットは彼女の安全確保に余念がなかった・・・。
シリーズ初めて3人称で語られるエピソード。
なんかすごい違和感(笑)
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