mixiユーザー(id:462499)

2021年12月06日23:39

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エイリアン怪猫伝

を読んだ。2〜3回目。菊地秀行著。
 セクシーなハーフのモデルを助手席に乗せたフェラーリで青山通りをとばしていた八頭大だったが、途中異様なものを目にして車を止め、フェラーリを女にやって尾行を開始した。
それはなよっとした感じの色男と、不気味な老婆という異様なカップルで、やがてその老婆は他の人間には見えていないことがわかり・・・。
 和風怪談テイストを全面に押し出した作品で、非常に面白く読めた。
このシリーズは毎回前半の敵の力や不気味さを表現するシチュエーションが面白いのだが、本作ではそれが特に顕著で、マンションの5階にいるのに3階から歩いて近づいてくる老婆の存在を感じさせたり、旅客機の機首に立つ老婆と、それの侵入を防ぐための大量の御札対決(片っ端から文字が消えて剥がれてゆくのでどんどん追加して貼る/笑)など、非常に面白い。
後半は老婆よりもタイトル通り怪猫の方の活躍(?)がメインになってこれはこれで面白いのだが、やはり怨霊老婆の方がビジュアルイメージ的には圧倒的に面白い。
陰惨すぎる過去の出来事も雰囲気があり、最後は例によってエイリアン絡みの話になるわけだが、これがなかなか強引な設定で、その強引なところが面白かった(笑)
色々投げっぱなしなところもあるような気がするが(笑)、そんなところを気にするべきシリーズではないので、とりあえず上出来と言っていいと思う。
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