を読んだ。
ウィリアム・プロクノー著。後藤安彦訳。
1980年代のある日、ソ連からアメリカに向けて核ミサイルが発射された。
ソ連の書記長からは大統領あてに限定核戦争の開始を告げる連絡が。
プログラム通りに発進したB52の1機のクルー達は、最初は核戦争の開始が信じられなかったが、やがて・・・。
というわけで核戦争開始後15時間を描いた作品。
この手の作品の多くは核戦争の開始前をねちっこく描いて、開始されたら終了というのが多い気がするのだが、本作では登場人物紹介が終わった時点で最初の核ミサイルが発射されており、その後世界がボロボロになってゆく様を凝った視点で描いている。
当たり前に存在したものが取り返しがつかない形で失われてゆくというのは、恐怖と切なさを感じさせる。
情報が非常に限られた状態で現れてくるそれはもうまさにガクブルな展開で、化夢宇留仁は小学生の頃に本屋でデビルマンを立ち読みして膝がガクガクと震えたのを思い出した(汗)
考えてみればこんな状況が明日にも来るかもしれないという状況が何年も続いていたのだから、冷戦を乗り越えられてほんとによかった。
ちなみに本作は冷戦の真っ只中に書かれている。
ここまでの心配はなくなったというものの、やはり世界中に核ミサイルは存在し、むしろ拡散度合いは加速していることを思うと、背筋が凍る思いである。
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