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2018年04月14日17:02

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ごく稀に、野球の話を。大谷さんの姿が、本来の姿でしょう。

私は予備校で現代文を教えています。
現代文というのは、政治思想、経済のグローバル化、環境問題、マイノリティ、IT革命、青年心理…と、現代の問題点を挙げた本文が出題されます。
ある日、スポーツと人間の単能化についての文章を扱いました。

内容は、
1 野球やアメフトは、メンバーチェンジというルールがある。
2 白人の代役は白人でなければならない…という訳はないから、人種差別撤廃に大きく貢献した。
3 しかし、「打つだけ」「走るだけ」と人間を単能化した。一般社会にも「英語だけ」「パソコンだけ」という人がいるが、人間は全人的な発達を保障されるべきである。
という内容でした。
(『メンバーチェンジの思想 ――なぜルールは変わるか』 中村敏雄)

私も、びっくりしたことがあります。
河合塾に入る前のことですから、20年前のことです。

夏期講習から、高三女子が入ってきました。
何と彼女は、オリンピック強化選手だった人です。
ところが、腰を痛めてしまい、普通の生活は支障がなく妊娠や出産も可能だそうですが、競技は続けられないので、体育大の推薦が取り消しになりました。
そこで、スポーツをやってきた過去を活かして、幼稚園の先生になりたいとのことでした。

驚いたことに、
小学生レベルの漢字が書けません。計算もできないし、「ドイツの首都はどこか」というような、常識もありません。
小学生のころから、授業に出ずに練習させらたそうです。
頭を抱えましたが、
しかし、そこは、一芸に秀でた者。素晴らしい。
読めと言った本は、素直に全て読み、頭も切れて頑張りも利きます。
小論文だけで合格できた、ある保育科に合格しました。

結果は良かったとしても、憤りを禁じ得ないです。

英語の名手が、世間には増えています。
しかし、単能化した人と、そうでない人がいます。
前者は、薄っぺらです。
特に慶應などの私大は、英語だけで合格できる学部もあります。
どうでしょうかねえ。
英語は、手段です。
社会的に有利だからとそれだけを勉強すると、人に使われる人生になります。

大学院時代に論文を書いていた人が、書かなくなるという現象があります。
出世に見切りをつけたからです。
「今までは、出世のために書いていたのか…」と呆れます。
そういう人は、評価を得やすい自分の長所(資料探しと古文書解読が巧みであるなど)に特化して書いていました。それなら詰まんなくなるのもわかります。

野球にしても、投げて打って、守って走るから、面白いものだと思います。
小さいころの、草野球のドキドキ感です。

大谷は、打者に専念すれば、強肩俊足ですから、クリーンパップを打てるいい外野手になると思います。投手に専念しても、いいでしょう。しかし、お金のために野球をやっているのではなく、楽しみのためにやっているのだと思います。

よく「ベーブルースの再来」と言われますが、それも「お金」と同様、他人の価値観です。
そういうことではなく、好きだから好きなようにやると。

本人が二刀流をやりたいという意向なら、やらせるべきです。



■大谷翔平、逆転劇呼ぶ3度目のマルチ エンゼルス6連勝、首位ガッチリ!
(ベースボールキング - 04月14日 12:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=212&from=diary&id=5070849
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