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2026年10月07日05:56

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映画「藁にもすがる獣たち」

(多少ネタバレ)

監督城定秀夫。曽根圭介の同名小説の映画化。

自称YouTuberだが、チャンネル登録者数2桁の大学生の佐藤寛治(鈴鹿央士)、認知症の祖母の富子(風吹ジュン)と二人暮らし。  

ある日、バイト先のネットカフェ店で、客の忘れ物(?)のボストンバックを発見。
中を確認したら、札束の現金がギッシリ(一億円)!

いったんは真面目に忘れ物として店内預りで処理するが、帰宅したら認知症の祖母が預金をほとんど浪費していることがわかり重大な金欠状態であることが判明。
そこで寛治は店に戻って何食わぬ顔で一億円入りボストンバッグを自宅に持ち帰った。  

しかし、その一億円入りバッグが単なる忘れ物であるはずはなく、犯罪絡みのワケアリの金で、悪徳刑事の江波戸良介(成宮寛貴)、謎の女のし〜な(森七菜)、ヤクザの親分の郷田巌(岩松了)、さらにはフーゾクに堕ちた借金まみれ主婦の庄田美奈(MEGUMI)らが、仁義なき争奪戦を展開していた。

果たして一億円は誰のものに!?



個人的に原作未読ですが、先に実写映画化された、チョン・ウソン主演の韓国版(日本公開2021年)は劇場公開時に観ていて、お気に入り作品です。

…となりますと、どうしても韓国版と比較してしまいます。
死者が続出な点はどちらも同じですが、結末を含め、今回の邦画版は色々と改変がされています。

韓国版は、争奪戦における「幸運又は不運」・「偶然の巡り合せ」の要素が大きく、そこがブラックユーモアを醸し出していました。
しかし、今回の邦画版は、その要素は薄いですね。

そして、今回の邦画版でいちばん「あれれ?」と思ったのは、悪女役の「し〜な」(森七菜)の最期。あれだけの冷酷無比で狡猾な女が、そんな最期はないよね…と。

韓国版では役名ヨンヒで、演じていたのはチョン・ドヨン。森七菜さんも演技は立派ではありますが、やはりチョン・ドヨンに軍配を上げざるをえない気がします。

サスペンスアクションが好きな方には両作とも御覧いただきたいですが、まだ韓国版を観ていない方は先に邦画版を観てからの方が良いと思われます。

邦画版を観てストーリー展開が解った後で韓国版を観たとしても、韓国版には十分に楽しめる力が有りますから。

(完)





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