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2026年10月06日07:15

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映画「我々は宇宙人」 

(ネタバレあり)

監督脚本・門脇康平。


時代は平成。

内気な性格で友だちがいない小学三年生の翼(声:坂東龍汰)は、クラスの人気者の暁太郎(声:岡山天山)と、とある切っ掛けで親友になり、楽しい日々を過ごしていく。

しかし、暁太郎は、自由奔放な性格で、突拍子もない言動をすることもあり、学年が進むと次第にクラスの中で嫌われて孤立していき、からかいの対象となっていく。
そして、翼もやがて暁太郎と距離を置き、自らも暁太郎をからかう立場へ。

そんなある日、学校内で、暁太郎と、暁太郎が好きな女子児童の小夏(声:鈴木咲)、そして翼が関係するイタズラ事件が発生。
暁太郎は悪くないのに濡れ衣を着せられて犯人にされてしまい、ますますクラスの中で孤立し、イジメラレっ子に。一方、翼は校内で優等生的な立場へ。

その後、中学、高校、社会人と、翼と暁太郎は別の道を歩む。
翼はキチンとした社会人(?)になるが、暁太郎は定職にもつかず、テッシュ配りのバイトなどをして、ずっと孤独で陰鬱な生き方をしている。

そして、暁太郎と翼が、街中で偶然に再会する日がきた。
翼は同級生の結婚式の帰りだった(暁太郎も同級生だが結婚式には呼ばれていない)。
暁太郎は翼に「俺の青春を返せ!」と怒りをぶつけ、取っ組み合いのケンカになるが…




第50回オタワ国際アニメーション映画祭グランプリ、藤本タツキ先生も「僕も超超大大大好きな映画」と絶賛している作品。ネット上の評価も高いです。

しかし、個人的には心に響きませんでした。

20数年前の小学生の頃のことを恨みに持って「俺の青春を返せ!」とか、今でも小学生の頃に好きだった小夏ちゃんが心の支えとか、暁太郎には全く共感できません。

僕とて小学生時代の嫌な思い出とか悔しい思い出はありますが、それがために何十年後に再会した相手に暴力行為に及ぶなど、考えられない。

小学生時代の初恋?…僕とて小学生時代に好きな女の子もいましたが、それ以後、多数の女性を好きになりました。それって僕が女好きの超フシダラな男ということですか?
小学生時代の女の子のことを30歳近くになっても忘れらない方が、ずっとヤバイ気がしますが?

結局、暁太郎は、小学校を卒業後もずっと孤独で陰鬱な人生を送ったことに関し、その原因を、全て小学生時代の事件に転嫁し、自分から逃げていただけなのではないですか?

その後、さらに年月が経過したラストシーン。
あらためて翼と暁太郎が再会し、少しほろ苦く、でも清々しいエンディングになって、それはそれで善いのですが…

もともとが小学生時代の事を無意味にズルズル引き摺っていたことが根本原因なので、ラストシーンで感動したよね、と相槌を求められても、自分としてはそんなマッチポンプな基本ストーリーには頷けません。


僕のような女好きの超フシダラ男ではなく、小学生時代のイタイケな気持ちを持ち続けている、純粋な心の持ち主のあなたにお勧めします。

(完)








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