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2026年10月03日06:07

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映画「シャドウワーク」

(多少ネタバレ)

監督・脚本、吉野竜平。佐野広実による同名小説の映画化。


紀子(吉岡里帆)は、日常的に暴力を振るう夫から逃亡、夫に隠れて1人でアパートで生活していた。

しかし、執念深い夫についに発見され、また暴力トラブル発生。紀子は大怪我を負い病院に入院。さらに夫は病床にやって来て復縁を迫る。もう逃げ場がない…

そんな時、紀子の担当をしていた病院の看護師の路子(美保純)は、紀子に対し、とある「シェルター」を紹介する。

配偶者や恋人からDVを受けている女性を匿う「シェルター」は、公的機関が設置しているものがあるが、そのシェルターは、昭江(風吹ジュン)という高齢女性が、自宅で善意で運営しており、アットホームな環境で、長期間生活することができるという。
そこは「おうち」と呼ばれていた。

紀子はその「おうち」に身を寄せる事になる。
「おうち」には、昭江のほか、奈美(ファーストサマーウイカ)ら3人のDV被害女性が共同生活をしていた。皆、親切な人たちばかりで、心の平安を取り戻す紀子。
しかし、実は「おうち」には、ある重大な秘密が。

一方、有能な女性刑事の薫(奈緒)は、警視庁のエリートである夫の晋一(北村匠海)によるDVが原因で別居、離婚訴訟を進めていた。晋一からは訴訟を諦めるように執拗な圧力を受け、精神的に落ち着かない日々を過ごしていたが…

担当した投身自殺とされる女性の死亡事件に疑問を持ち、色々と調べて行くうちに、「おうち」の存在に辿り着く…




吉岡里帆と奈緒のダブル主演のサスペンス、期待して観に行き、期待どおりの二人の熱演を堪能できました。
特に、女性刑事の薫役の奈緒が1人で「おうち」の秘密に迫っていくシーケンス、良かったと思います。

ただ、ストーリー的に、ここはどうなの?と思うところはいくつかありました。
例えば重要なストーリーの根幹部分では…

執拗なDV被害を受けていた弱い立場にいた女性が、立場逆転的に、完全犯罪の殺人に手を染める。
しかも、殺す相手は「交換殺人」であるため、自分に対してDVを行った夫や恋人ではない、全く見知らぬ男。
そうした殺人行為に人間としての良心は傷まないのか、殺した見知らぬ男の死に顔の記憶が、今後の人生でトラウマとして残らないのか?!、という気がします。

それとも、個人の立場ではなく、「おうち」のようなシステム化された集団での犯行であれば、人間は良心を忘れて狂気に走ってしまう、と云うことでしょうか。

吉岡里帆又は奈緒のファンの方にはお勧めできます。

(完)





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