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2026年09月20日08:32

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「顔 かお」(ヨン・サンホ監督作品)

監督・脚本ヨン・サンホ。
英語タイトルは「The ugly」(=醜悪)

生まれつき盲目だったが、そのハンデを乗り越え、著名な篆刻家(てんこくか=印章の彫刻作家)になったイム・ヨンギュ(クォン・ヘヒョ)。

彼のドキュメンタリー番組が製作されることになり、1人息子のドンファン(パク・ジョンミン)が撮影に付き添う。

イム・ヨンギュの妻でドンファンの母親であるヨンヒは、40年前に家を出て行き、以後行方不明。ドンファンはその当時は幼児だったので、母の記憶は全くない。母の写真も残っていないので、顔も全く分からない。

そんなある日、警察からドンファンに連絡があり、母ヨンヒの白骨遺体が発見されたという。
発見時、地中に埋められており、だいぶ以前に殺害された可能性があるが、現時点では詳細不明。

遺影のない母ヨンヒの葬儀が行われ、ヨンヒの親戚も葬儀会場に来るが、ヨンヒの親戚も
ヨンヒの写真は持っていないという。親戚たちは「彼女は顔が醜くかったので写真は撮らなかった」という。

その後、ドンファンはドキュメンタリー番組のプロデューサーと一緒に、母ヨンヒの死の真相を調べるため、昔の関係者を巡って話を聴くが、皆、まず異口同音に「ヨンヒは顔が醜かった」という。
一体、母の身の上に何が起きたのか?

そして、遂に辿り着いた、母の死の真相とは!?




オカルトではなく、サスペンスヒューマンストーリーです。
過去の再現ドラマシーンが度々挿入されます。息子役のパク・ジョンミンは、若き日の父イム・ヨンギュも演じる二役。

母ヨンヒは過去再現ドラマシーンで盛んに登場しますが、その「醜い顔」はカメラワークで映りません。観客にはヨンヒの顔が分からないままにストーリーが進行しますが、ラストシーンにその顔が明らかになります。

ラストに明らかになる母の顔…
サスペンスストーリーの謎解き的にびっくりする結末ではありません。
ヒューマンストーリーの結末的に、人間の罪と罰について考えさせられる結末です。
陰鬱な内容の映画でした。

貴方が陰鬱な気分の時に本作を観ると、ますます陰鬱の沼にハマる可能性があります。
あるいは…

貴方が陰鬱な気分であっても、
「途中にいるから中ぶらりん 底まで落ちて地に足が着けば ほんとうに落ち着く」(相田みつを)
ということもあるかもしれません。

観賞は自己責任でお願いします。

(完)




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