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2026年07月26日21:40

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マーズ 完全版

を読んだ。横山光輝著
 海底火山の噴火によってできた秋の島新島を取材していた新聞記者の岩倉は、島の上に立つ全裸の少年を発見する。
一切言葉を発しない少年は医者に引き取られることになった。
彼の出現に、あるグループが注目していた。彼らは少年と同じ勢力に属するらしかったが、少年の様子がおかしいことに焦っていた。
一方秋の島新島近海では、巨大なロボットが目覚めていた・・・。

 勉強不足で面目ないが初めて読んだ。
とりあえず言えるのは一級品のSF作品であるということで、こんな内容を週刊少年チャンピオンに連載できていたあの時代が羨ましい。
 マーズをはじめとしたグループは太古に地球を訪れた宇宙人が設置していった地球人監視機構であり、攻撃性の強い人類文明が発達したとき宇宙の脅威になると判断すれば地球を破壊するという任務を負っている。ところが海底火山の影響によって予定より100年早くマーズが目覚めてしまったところから物語が始まる。
現在であればまあまあありふれた内容と言えるが、当時はそうではないし、それを少年向け漫画雑誌で連載するというのはなかなかの偉業である。
また内容の殆どはマーズとガイヤーを倒そうとする他のメンバーと6神体との戦いに占められているのだが、ここでもなにしろガイヤーが圧倒的に強いというのが徹底されており、他のロボットアクションとは一線を画している。
かっこいいんだこれが(笑)
 衝撃のラストは明らかに最初から計画されたものだが、化夢宇留仁がSF作品として気になったのは太古の昔になぜ宇宙人がそんな仰々しい仕掛けを施したのかという点だった。
それをするのはわかるとしても、計画通りに進むと地球が滅ぶ結果しか想定できないのだ。ならば最初の時点で滅ぼしておけばよかったのに。
なのでもっと明確に、こういう条件を満たせば地球を滅ぼさないという内容が描かれていればよかったと思う。
 ちうわけでとても面白く、後半はページをめくるのがもどかしいほどで、古いこともあるので気になるところはあるにしろ、名作なのは間違いないと思った。
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