mixiユーザー(id:462499)

2025年12月20日21:32

26 view

敵は海賊・正義の眼

を読んだ。神林長平著
 ゲラン・モーティーの掌の上には、赤黒い球体があった。
球体は言った。「わたしはあなたの苦悩と苦痛のすべてを引き受けよう」
 タイタンの監視小屋でモーティーを待っていたのは、ヨウメイだった。ヨウメイはモーティーの自然保護活動によって所有する企業の業績に悪影響が出ており、だからといって単純にモーティーを殺せば逆効果になるので、考えた末にやってきたのだと言う。
話し合いは平行線をたどり、最終的にはヨウメイがモーティーの保護する対象を・・・。
 タイタンの首都メカルークでは、8人が射殺される事件が発生し、警部のゴーサーラ・ネルバルと、広域宇宙警察から訓練実習生として出向しているアレックス・サティが現場に向かっていた。
正体不明の犯人らしき者からは、「海賊を8人殺した」というメッセージが届いていた・・・。

 上記2人の刑事に加えて、セレスタスとラクエシュ(それと勿論エクサスも/笑)も再登場し、更にはモーチャイの彼女まで絡み、彼らの視点で語られるシーンが多いのでいつものメンバーの出番は少なめだが、化夢宇留仁からするとそこがかえって読みやすくて面白かった。
というのもいつものメンバーは相変わらず滅茶苦茶なのだが、彼ら以外の視点が加わると彼らがいかに滅茶苦茶かが客観的な視点でも語られることになり、それがちゃんと滅茶苦茶(笑)なのだと安心できるのだ。
またタイタンの住人としての刑事の視点は海賊課の面々と、そしてもちろんラジェンドラ、そしてヨウメイの圧倒的なパワーがこれまた客観的に語られることで、カタルシスも倍増する効果が。
相変わらずラジェンドラがかっこいいんだこれが(笑)
 1つの物語としての完成度も高く、ミステリー度の強い内容でそのへんもとても楽しめた。
ちょっと悪魔の契約みたいなところは安易な気もするが、そこはメインではないので許容範囲。
物語としての完成度が高いというのは、逆に言うといつもの因果関係までひっくり返すような著者らしさはあまり味わえなとも言えるが、たまにはこういうのもいいと思う。
面白かった。
 気になっていたことを思い出した。
あのお茶の入手タイミングは時系列的に整合性がとれていない。
わざとなのだと思うが、どういう意図なのだろうか???
それも実はいつもの因果関係をひっくり返す仕掛けなのだろうか?
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2025年12月>
日 月 火 水 木 金 土
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記

もっと見る