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2025年04月08日23:25

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貸本漫画復刻版 墓場鬼太郎5

を読んだ。水木しげる著
おかしな奴
 まず墓場鬼太郎誕生秘話をかいつまんで展開。かいつまんでいても38ページもあるが(汗)
しかも色々と細かい設定が変わっている。
中でも驚いたのはこれまでは鬼太郎は生まれた瞬間から片目だったのだが、ここでは生まれた直後に水木に墓石に投げつけられ、片目が墓石の角に当たって片目になったことになっている。
ちなみに大本の墓場鬼太郎でも、左目が見えないはずなのに目玉のおやじを右目に入れてしまうという暴挙(笑)を成し遂げているので、要するに細かいことはどうでもいいのだと思うが(笑)
 で、本編が始まるわけだが、これは少年マガジン版の12巻に収録されていた「陰摩羅鬼」と、1巻に収録されていた「猫仙人」の元ネタである。
冒頭からラスト近くまでは「陰摩羅鬼」とほぼ同内容で、陰摩羅鬼の代わりに超仙人みたいなのがその正体で、そのからくり部分が「猫仙人」に流用されているのだ。
そしてどっちもとても印象的で興味深いので本作はとても面白い。

ボクは新入生
 水木先生は子どもをおんぶして桶で洗濯をしている妻にコーヒー代を出させ、バキュームカーが作業をしている横を通って喫茶ホームランへ。
そこでかかっていた音楽がアイデアを考えるのに邪魔だったので消してくれと頼むと、ヤクザ風の男たちに絡まれて殴られる。
そこに声をかけたのは鬼太郎とねずみ男だった。
まさか自分が空想して生み出したキャラクターが実在していたとはと驚いた先生は、2人を家に住まわせることになる。
ところが小笠原南方に現れた異常な気象現象を発端に、世界は様相を変えていく・・・。

 ちうわけで少年マガジン版7巻に収録されている「朧車」の元ネタである。
こちらには朧車は登場しないが、逆に見返してみるとリメイク版の方にも朧車はほとんど登場していないし、からくり部分も納得がいかない展開で、他にも唐突なところが散見されるが、こちらのオリジナル版は余計な要素を入れていないので変なところは(それほど)無いしまとまっており、よくできている。
最後があまりにもあっけないのは同じだが(笑)

 どちらも意外な作品の元ネタで少々面食らったが、思い起こせばリメイクの方のどちらもいつもとは雰囲気の違う作品として目立っていたと思う。
そして本巻の2話のサブタイトルがどちらも内容とかけ離れており(ほんの一部は適合する内容もあるのだが)、変に60〜70年代の青春ドラマみたいなところに違和感がある。
なんかそのほうが売れるという時代だったんだろうな・・・。
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