を読んだ。神林長平著
火星の「軍神」に場違いな客がいた。
その男ラヴァンは太陽系に真の正義をもたらすと宣言している星治家マーク・マーマデュークの「足」だと言う。
そしてラヴァンのボディーガードにはなぜかラテルとアプロが。
やがてマーマデューク本人も火星に姿を現すが、それは火星始まって以来の破壊的な事件の始まりだった・・・。
前作があまりにもとりとめがなくハチャメチャな話だったのに比べると、本作は地に足がついた感じで読みやすく、プロットもしっかりしていて面白かった。
それというのも物語の軸になるマーマデュークというキャラクターのおかげであり、彼の謎がストーリーを引っ張ってそれが解かれた時に結末を迎えるという、ある意味ミステリー的な内容なのだ。
見せ場もいろいろ用意されており、中でも化夢宇留仁が気に入ったのは砂に潜っているラジェンドラが正体不明機を察知するやカメラを内蔵したドローンを発射し、一瞬で正体を暴いて攻撃に移るところとか。とにかくいつもラジェンドラはかっこいい。
またキャラクターもいつもの顔ぶれの掘り下げが進み、そういうところも面白かった。
ただし主人公(?)であるラテルは相変わらず薄っぺらい感じで、今回はまわりのキャラクターに深みが出た分存在感さえ希薄に(汗)
そろそろラテルのキャラクターを活かしたエピソードが欲しい。
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