mixiユーザー(id:462499)

2024年03月05日21:13

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真夏の処刑人

を読んだ。
ジョン・カッツェンバック著/青木久恵訳
 80年代のアメリカはマイアミで、早朝ランナーがゴルフ場でティーンエイジャーの女性の射殺体を見つけた。
それを取材に行ったジャーナルの記者のマルコム・アンダースンは、うまく先手を取ってどこよりも素晴らしい記事に仕立てた。
記事の出来栄えと反響に喜びを隠せないアンダースンだったが、その記事を見て彼宛に電話をしてきた者がいた。
犯人である。
犯人は犯行予告と受け取れるメッセージを残し、また掛けると言い・・・。

 この本のジャンルはサスペンスらしい。
確かにミステリーではないし、冒険小説でもないし、当てはめるとしたらサスペンスだろう。
化夢宇留仁としてはサスペンスと言うと、もっと身近でスピーディーな危険をイメージするのだが、もしかしたらそれはアクションというジャンルなのだろうか。
ほんとにジャンル分けは難解だ。
 それはそうとして、この本は非常に面白かった。
全体的に地味ではあるが、著者が元記者だったこともあって主人公の置かれた環境や心情に非常にリアリティがあり、出てくる登場人物もみんなあからさまな心理描写は避けながら、その態度やセリフからリアルな存在感を表現できている。
その他の描写も実に濃厚で、地味と書いたが退屈することは一切なかった。
第2の被害者の○○○の描写など、それだけで別作品が1本できそうだった。
ストーリーとしては連続殺人事件が発生し、それが終結するだけという単純なものなのだが、少しずつ進展する様子そのものが興味深い。
 化夢宇留仁は第2の電話が掛かってきたところで、このままでは◯◯◯と同じ展開になるのではと心配になったのだが、主人公がそのへんに疎いというかボケているというか、全然危機感を持たずに着実にその予想の展開に近づいていったので、そのあたりはほんとにサスペンスを感じた。
結局○○○展開が現実に・・・と思わせて意外な展開になるのだが、ここはなんで予想の展開にならなかったのかがはっきり分からなかった。
物語上の都合としてはそうなってしまったら終わってしまうので、そうしないというのは納得できるのだが、犯人視点ではその理由がよくわからなかったのだ。
ちうか更にこの期に及んで帰ってこいって言うか(汗)?
って、これじゃ伏せ字だらけで意味不明だな(笑)
 ラストのオチは賛否両論あるようだが、化夢宇留仁的には充分に納得できる面白い終わり方だったと思う。
最後にちらりと○○が○○してもよかったと思うが(笑)
 とりあえず前情報皆無、期待も皆無で本棚から適当に抜いた本としては、最高の結果と言える読書だった。
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