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2022年12月25日19:15

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SASプリンス・マルコ3 ソマリア人質奪回作戦

を読んだ。
ジェラール・ド・ヴィリエ著/鈴木豊訳
 事実上ソ連が支配しているソマリアの海岸にイタリア人の死体が打ち上げられた。
その少しあと、在ソマリアのアメリカ大使が家族もろとも誘拐され、地元の仏領ソマリア解放戦線という組織からアメリカ大使館が撤収されなければ人質を殺すというメッセージが。
しかしアメリカ政府は背後にソ連KGBの存在を感じて一切の譲歩はしないと宣言。
大使館に残された一等書記官のアーヴィング・ニュートンはできる限りのことをするが、ソマリアの政府、警察ともにソ連の息がかかっており、どうしようもない。
そこにやってきたのはアメリカ政府から送り込まれた唯一の援助であるCIAのマルコだった・・・。

 007シリーズと比べるとリアリティがある本シリーズだが、それがソ連が支配しているアフリカはソマリアでの人質事件ともなると陰惨さが際立つ(汗)
状況はあまりにも絶望的で、スマートに解決するのが不可能なのはわかるが、これは果たしてエンターテイメントか?とも思わせられた。
 本作では珍しく(初めて?)暴力沙汰、しかも4対1の状況でマルコが自分の力だけで切り抜けるシーンがあった。
まあそれも上記のように周りは敵だらけで助けに入る人がいないんだから他にどうしようもないのだが(笑)
 そんな状況を打ち破るのは地元で雇われる協力者アブジで、気のいいお爺ちゃんかと思わせておいて実はターミネーターみたいなおやじで(笑)、あらゆる障害は彼の力で突破される。
ほんとにアブジがいなかったらマルコは手も足も出なかったところである。
 また当時(1977年頃)のソマリアの描写にどの程度のリアリティがあるのかわからないが、書いてあるとおりだとすればまさに地獄みたいなところである(汗)
特に驚いたのは追われている遊牧民の青年が魚の鱗とりをしている女達の小屋に逃げ込んだシーンで、あんまりな展開に「ここはアランシアか!?」と思わされた。
とりあえずソマリアには絶対に行きたくない(汗)
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