mixiユーザー(id:462499)

2022年09月30日20:04

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ターザンとアトランティスの秘宝

を読んだ。
エドガー・ライズ・バロウズ著/高橋豊訳
 ターザンが所有していた会社が倒産し、いきなりターザンは無一文に。
仕方なくオパルの財宝を盗みにいくことにする。
ところがその時ターザンのバンガローには上官を殺して逃走し、現在はアラブ人盗賊団のスパイになっているアルベール・ウェルベルというベルギー人が滞在しており、彼はターザンの後をつけて財宝を手に入れようとする。
そして財宝の在り処にたどり着いたターザンだったが、突然の地震で落ちてきた岩で頭を打ち、記憶をなくしてしまう。
その頃ターザンのバンガローをアラブ人の盗賊団が襲撃し・・・。

 化夢宇留仁は主人公がなんらかの能力を失ってしまうという展開が嫌いで、本作も最初のあらすじを読んだ時点で読む気が超削られたのだが(汗)、「最後はハッピーエンド」と唱えながらなんとか読み進めた(笑)
しかし読んでいるうちにちょっと思っていた展開とは違うと気づいた。
なにしろターザンは記憶を無くすと浮世の煩わしいものは全て忘れて少年時代と同じ猿人になってしまい、いつもよりむしろ上機嫌なのだ(笑)
加えて本作はなにもかもが行き当たりばったりなのも特徴で、黄金、宝石、いい女(笑)と、とにかく目の前に現れた欲望の対象を追いかけるウェルベルに、アラブ人盗賊団、無能なベルギー軍、猿人と、行き当たりばったりに生きている人(?)ばかり出てくる上に主人公のターザンが上記の体たらくなので、とにかくなにもかもが偶然で進んでゆく(笑)
割りを食ったのはターザンの味方のワジリ族とオパルの女王ラーとその配下達で、彼らはそれなりに意志を持って動いているだけに振り回されている感がすごい(笑)
そして一番割を食ったのはジェーン。
忠告したのにターザンに出ていかれ、盗賊団の襲撃にあって誘拐され、その後ただひたすら酷い目に(汗)
そして種としてえらい目にあっていたのはライオンで、このシリーズではライオンはだいたい出てきたらターザンにぶっ殺されるという役回りなのだが(笑)、本作ではやたらに出てくるので結果的にやたらにぶっ殺される(汗)
一体この1冊で何頭のライオンが命を落としたのか、数え切れないくらいである(汗)
 ビジュアル的には上記の女王ラーの御一行が、醜い配下たちの組んだ輿に乗ったラーを中心におっかなびっくりジャングルを進む様子が妙に面白かった。
 ちうわけで非常に混沌とした作品で、そこが一周回って変なパワーを生み出していてなかなか面白かった。
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