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2022年08月19日23:39

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横溝正史シリーズII 夜歩く

を観た。水野直樹監督。全3話。
 南方の戦場で死にそうになっていた金田一を助けた屋代寅太の消息を、戦後2年経って見つけ出した金田一。
屋代がいるらしい屋敷を訪ねると、そこでは当主らしき老人が日本刀を振り回して画家らしき男を斬り殺しそうになっていた。
なんとか事なきを得、屋代と再会する金田一。
屋代の頼みでしばらく逗留することにするも、画家の蜂屋小市らしき首無し死体が発見され・・・。

 突然戦場のシーンから始まって、これは「獄門島」だったかと混乱(汗)
初っ端から原作を再現する気が0%(笑)
しかしこれは仕方がない。
そもそも原作は基本的に映像化不可能な内容なのだ。
原作の印象的なシーンの殆どはなんとか近いシチュエーションに持ち込んで再現しているし、ストーリーも大筋は近い形にしてあるのだが、とにかくメインの謎は映像化できない、または映像化してもルール無視の噴飯ものの結果にしかならないのだからどうしようもない。
そしてもちろん傴僂もない。
これはいろいろな事情から仕方がないとはわかるが、無くなってみるとこの設定で原作が情報の整理のキーとなってわかりやすく工夫されていたのかが浮かび上がってくる。
首無し死体の謎はもちろんのこと、例によって登場人物が多いのだが、原作はこの特徴によって判別しやすく迷うこと無く読むことができる。
ドラマの方はこれがなくなったせいで似たような顔の辛気臭いおっさんがぞろぞろと居座っている異様な屋敷になってしまい、誰がなにやらすぐわからなくなる(汗)
岸田森演じる蜂屋小市だけはもちろんわかりやすいのだが、この人はすぐに退場してしまうのだ(汗)
そんなこともあってドラマはなんとなく散漫でダラダラと進む印象で、しかも最後の謎解きがそれまで一切触れられなかった新事実の連発で唐突すぎる(汗)
 ちうわけで色々と残念な感じだった。
しかし化夢宇留仁が気に入った要素も。
アマプラで観たのだが(900円もかかった/汗)、フィルムの状態がよろしくなく、もちろんリマスターなぞ誰もしてくれないので(笑)、粒子バリバリのこ汚い映像が雰囲気満点で、昔テレビで観ていたフィルム撮影ドラマを懐かしく思い出すことができたのだった(笑)
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