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2022年08月14日21:52

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幻の女

を読んだ。ウイリアム・アイリッシュ著/稲葉明雄訳
 その男は不機嫌な顔で夜の街を歩き、真っ赤なネオンの店に吸い込まれた。
そこでオレンジ色の奇妙な帽子をかぶった女に声をかけ、2人で食事をし、カジノ座でショウを楽しんだ後、最初に出会ったバーに戻って別れた。
その男スコット・ヘンダースンが家に戻ると、そこには奇妙な男たちと、妻であるマーセラの彼のネクタイが首に巻き付けられた死体があった・・・。
 ホームページの掲示板で話題に上がったので、買ったけど未読だったミステリの人気投票では1位常連の本書を読んでみた。
とりあえず想像していた内容とは全然違った。
想像していた内容というのは、なにしろ古典&名作に当たるものだし、なんとなく地味な展開を予想していたのだが、まずいきなりありえない現実の足場が粉砕されるような展開に、京極夏彦か(汗)!?と思わされ、その後裁判では検事が空想でしか無い犯罪の経過を嫌疑者の心理描写まで含めて延々と語るのに誰も止めないのにびっくり(笑)
これは小説の問題というより、当時と今の裁判のルールの違いからくるものだと思うが、あんなことされては陪審員制だったら100%有罪になるわ(笑)
そして更に意外な展開が畳み掛けられ、「走る取的」を思い出すシチュエーションまで(汗)
そこ辺りまで読んでいて思うのは、果たしてこれはミステリーなのか(汗)?という疑問だったが、最後はまさにミステリーという意外な結末を迎えてしっかり終わる。
結果流石ミステリ1位常連と思わされる内容だった。
読んでいる間化夢宇留仁はほんとに著者のコントロールのままに惑わされ、翻弄されるばかりだった。
ただ1箇所、突然彼の話し相手の台詞が直接話法ではなくなったのには違和感を感じ、なにかあると思った。
思っただけで真実に迫った訳では無いが(笑)
 とりあえずミステリ好きなら絶対読んでおかなければならない1冊だろう。
それにしてもミステリの感想は内容の説明ができないので書きにくい(笑)
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