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2022年08月02日20:00

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キャプテン・フューチャー 宇宙囚人船の反乱

を読んだ。
 ジョオン・ランドールが宇宙囚人船に乗り込むと聞き、なんとかやめさせようとするカーティスだったが、ジョオンは相手にしない。
どうしても心配が拭えないカーティスは、仕方なく彼も囚人船に乗り込むことにした。
彼が乗り込むとなれば当然他の3人もついてくる。
囚人船ヴァルカンは非常に厳重な警備体制が敷かれており、カーティスも囚人の脱走は考えられないと思いかけたその時、それは起こった・・・。

 まずタイトルが伝えるあまりにもしょぼい内容にびっくり。
宇宙囚人船の反乱など、今までのシリーズ内容からすればよくて1章、下手をすると冒頭の数行ですんでしまうようなイベントである(笑)
そして実際にじっくりと描かれる囚人船の様子と、反乱の発生。
ところがその先の展開がものすごかった。
<以降ネタバレ>
 ヴァルカンは脱走した囚人達に占拠され、カーティス達も捕まってしまう。
その後どうなるのかと思いきや、囚人のリーダーであるキム・イヴァンの計画はなんと太陽系の脱出(汗)
ここで笑わせられたのだが、キムの「目的地はアルファ・ケンタウリだぞ!」という台詞で第4章が終わり、ページをめくった第5章のタイトルはこれである。
「遭難!」
(笑)
 そして実はそれからが本書のメインストーリーであり、彼らは太陽系に向かう小惑星に不時着して船を失い、道具もない状態から2ヶ月以内に宇宙船を作り上げないと全滅するという状況に追い込まれるのだ。
ヴァルカンは綺麗さっぱり溶岩の下に沈んでしまい、道具はおろか材料も無い(笑)
そして小惑星には見たこともないような奇妙な生態系が・・・。
 本作は今までにない「地に足ついた」プロットと、魅力的なサブキャラクター達、非常に困難な挑戦に囚人たちをまとめて立ち向かうフューチャー、謎の生命体の悲劇的な歴史、そして恐るべき精神操作を行う生物の謎と、とにかく濃厚かつ見どころ満載で疑いなく今までに読んだシリーズ中では一番面白かった。
それにしてもこれまでとあまりに異なるこの内容は、一体どういう流れで生まれたのだろうか。
 気になったことが1つ。
道具も一切ない状況・・・だが、確かグラッグは体内に道具箱があり、ライダーマンみたいに腕に取り付けることで様々な道具を使えるという描写が今までに2度ほどあったと思うのだが・・・今回のドラマティックなシチュエーションを構築するために無かったことにされた(笑)?
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